どうも皆さま、ボンジョルノ♪
昨日、ボン先輩が生まれた初めてのドッグホテル滞在を体験をしました!
ボン先輩は、すこぶる元気なんですけど…飼い主が。。。すっかり体調崩したw。まあ、ことの顛末をぶちまいて、回復を目指そうと思います。書き出すことは、吐き出すことw。
飼い主の長期旅行で犬は?預け先、どうする?
実は、来年早々、夫婦揃って帰国予定がありましてね。日本までボン先輩を連れて行きたいのはヤマヤマなんですが、長距離すぎる…成田で凍って出てこられても困るので、預けていくわけですが…。
さて、どこに?誰に?
毎度のことですが、預け先を悩みます。
よく預けていた信頼できるプロの犬指導士の友人宅(別名:美人母娘スナック)が安心で、ボン先輩も幸せ❤︎なのだけど、今回は都合が悪くてNG。
イケメン宅も長期過ぎて難しいとのこと。
ドッグシッターに家に来てもらう(ストレスでうっすら禿げたことあり)、友人宅に預ける(1軒は難しいから転々とすることになったらかわいそう)などなど、いろいろ検討した結果、ボン先輩も心地良く、周りに迷惑もかけず、飼い主も気遣いせず…となると、業者…w。いや、ホテルが良いのかも。となりました。
犬のプロである美人母娘犬スナックのママ(飼い主)であり犬指導士でもある友達が「超オススメ!」と紹介してくれたドッグホテルが良さそう。と下見へ行くと、環境も良さそう。
でも、本人にはどうかはわからない。
なので、いきなり長期滞在をさせる前に、お試し滞在体験(無料)をオススメされたので、昨日、丸1日滞在させてみた。と言う次第でございました。
シチリアの内陸部らしい田園風景の中に見つかる肉球看板
そのホテルは、パレルモから車で約30分ほどの郊外にあります。
穏やかな丘陵地帯を渡る冬の風に耳をなびかせ、超絶ご機嫌なボン先輩。この後、何が起こるか知らないなで肩…見るのが切ない。
田園に囲まれたホテルに近づくと、ゾロゾロ歩く羊に遭遇。ボン好みの環境であることは、間違いありませんが…どうでしょうね。
そうして、ホテルに到着しました!
敷地内に入ると、お揃いのポロシャツを着た人の良さそうなスタッフたちが、”シャレー”を掃除したり犬と遊んだりしています。
”シャレー”とは、ワンコたちの滞在施設のこと。
それぞれ12、3畳ほどの庭に、大きな犬小屋があります。犬小屋の中には、ソファと暖房。金網で囲われてる感じはなんか悲しいけど(まあ、犬だからしょうがないけど)、いわば離れの宿みたいな感じでしょうかね。”犬アマンスタイル”というか。
あっという間に連れて行かれた!飼い主は「えええ?」と混乱
母屋に行くと、「チャ〜オ〜♪」とオーナーのエステルさんがオフィスから出てきました。
「あ、どうも〜。今日はよろ…あ!」
挨拶もそこそこに、興奮してあちこち嗅ぎ回っていたボンのリードを素早く取り、そのまま一つの”シャレー”に向かって行きました。
え?ボン先輩も「え?」となってます。
そして、シャレーの中に入ると、リードとハーネスを外し、ガシャンと入り口のドアを閉めたと思ったら、そそくさとこちらに戻って、
「こっちこっち!見えないとこに来て!」
と小声でオフィスに誘導。
え?えええ?
そこで、引き取り時間などの事務的な話をしましたが、ボンの泣き叫ぶ声が聞こえて、何も頭に入ってきませんでした。
ガッシャン!ガッシャン!シャレーの金網に飛びついてるんでしょうか、ウォーン、ウォォォォーン!と大絶叫…。
「見えるところに行ったらダメ」とのことで、柱の陰から様子を見ると、大パニック祭りですよ…。
呆然としたまま腕を引っぱられ、敷地の外に置いた車へ(発進する音を聞かせないため、外に置いてきて。とのことでした)。
そして、そのまま出発。
ええええ?
ウォーーーーーン…!ガッシャン、ガッシャン……ウォーン…。
ボンの叫び声が遠ざかっていく……。
こんな別れ方って!トラウマにならないの?!
……ブォーっと丘を降りていく車。そこで、ハッ!と我に帰りました。
「ちょ、ちょっと待って!」
と、ピンキー(夫)に車を停めてもらう。
ねぇ、何?今の?「待て」のコマンドもしないの?これじゃあ、ボンが「捨てられた!」ってトラウマにならない?こんなの…かわいそうじゃない?!
と、さっきエステルさんにするべきだった質問が怒涛のように溢れてきました。涙と一緒に。
ピンキー(夫)は、「…まあ、彼らもプロだし。こういう別れ方が最適ってことなんじゃない?」とのんきに言いましたが、「じゃあ、あの叫び声は?大丈夫だと思う?納得いかない…引き取りに行きたい…でも、それだと失敗に終わっちゃう…ううう」と大混乱。
グルグルし過ぎて、やや吐き気までしてきてしまったので、ここで、ちょいと田舎の空気を深呼吸。犬の専門家であるスナックのママに電話してみました。
すると、
・別れの儀式が長ければ長いほど、余計不安を煽る。
・当たり前のようにさーっといなくなる方が、犬はストレスが少ない。
・どの犬も、最初はだいたいみんな同じ反応。
・最終的には慣れる。犬によるけど、24〜48時間で落ち着く。
とのこと。
犬の専門家のアドバイスで飼い主も落ち着きましたw。ふーん、じゃ、さっきの対応で合ってたってことなのねー。エステルさんも、これを先に言ってくれればいーのにね…。とは思ったけどねー。。。
そして、1時間程度で迎えに行っちゃうと、むしろツライ記憶で刻まれるから、スタッフや他の犬と遊んだりして「なんだか楽しいところだな」の思い出を作る方が良いとのことだったので、頑張って丸1日預けること承諾しました。ってもう、その予定で預けてたんだけどw。
たしかに、楽しい思い出を脳に刻むってのは、大事ですよね〜犬も人間も。
長い1日を終えたボンさんとの再会は、涙涙のはずが…
そして、夜…お迎えに。
敷地内に到着すると、金網越しにコッチを見てるボンと目が合いました。「ああ、ボンちゃん!」と声をかけると、感極まって金網に飛びつく……こともなく、きちんと座って待っている。
ん?あれ?
シャレーに近づくと、ガッシャンガッシャン「出せーこのやろー!」のトーンで、ウォンウォン言いだしたので、アタフタ鍵を開けて「ごめんねごめんね!」と中に入ると、キャハ〜!と飛びつく……かと思ったら、
スタターっと外へ出て、チャー♪
はぁ?!
抱き合って涙ながらに喜ぶシーンが脳内にあったんだけど、ちょっと違いましたw。
エステルさんによれば、「すごい落ち着いてた」らしい。
犬によっては、ガッシャンガッシャン!出せーウォー!が1日中止まらない子もいれば、金網の下を掘ってまで出ようとする子もいるそう。ボンは、「あの叫びはすぐおさまった上(車の音が聞こえなくなった頃かな?)、ゴハンも美味しくバクバク食べた」そうです。
「かなり肝が座ってる犬」と言われましたが、遊ぼー♪と呼びかけても興味を示さなかったので、相当不安てはあったようです。それも慣れれば、遊び始めるでしょう。と。
「肝が座ってるのは個性もあるけど、信頼関係があるからよ」と言わて嬉しかった…けど、パニクるボンの姿と声が脳裏から離れなかった飼い主は、待ってる間、頭痛もしてきてグッタリですよ。。。弱っ!
お疲れさま、ボン。緊張が解けてない顔してるね。
でも、家に着く頃には、いつものボンに戻りました。
あのパニック叫びは、「待って!置いていくの?なんでーーーー?!待ってー(涙)!」と聞こえてしまったけど、この人(犬)の場合…、
「ちょ、待てよ!俺を置いて二人で美味しいもの食べに行くの?!待てーグォラーウォー!」
だったかもしれませんねw。
寂しいんじゃなかろうか?ショック受けたかも?と、吐き気がするほど妄想しちゃったけど、ただの思い込みだったかもしれない。。。当人、ケロっとしてるし。
ま、何はともあれ、この先も安心して預けられそう。心も体も丈夫なボンと施設のスタッフさんたち、アドバイスをくれたスナックのママに感謝ですね、ええ。飼い主はまだグッタリしたままですが、慣れないと…^^;。
長い話にお付き合いありがとうございました❤︎。
▼お泊まり本番編!
コメント
子どもを初めて幼稚園バスに乗せたときの、切ない気持ちを思い出しました。
「なんでお母さんは一緒に来ないの?」という不安げな眼差し、泣きながら後ろを振り返る子を乗せたバスが走り去る・・・
ああ、もう35年も前
あの時あんなに可愛かった息子が、今では・・・
sawaさん 子離れしようね(笑)