どうも皆さま、ボンジョルノ〜。
キラキラに輝く初夏(?)のパレルモです。空気はカラッカラで街から見える山の稜線もくっきり。なんだかとっても良い季節です^^。
まさにカオスな街の楽園!パレルモの植物園は穴場
この週末、パレルモの植物園オルト・ボタニコでEarthDayのイベントが開催されていました。アースデイといえば、4月22日では…?のちょっとした疑問はありつつ、特に深追いせずお邪魔してきました。
大木の下でヨガ、チビッコ向けの自然レクチャー、ビオな食材メルカートなどなどの中、目的は友人が演奏に参加するポモドーリ・セッキやアーモンドの収穫、トマトソース作り、チーズ作りからの転がし祭りなどシチリアの食材の伝統文化映像とジャズサックスとピアノ、パーカッションの生演奏セッションっちゅーオシャレでフォークロアな夕べw。
夜からだから夕方からお邪魔したら、食材メルカートがすっかり終わっていたのがとても残念でしたが、開演までアフリカっぽいムードになった薄暗い植物園を散策。
パレルモの植物園はそれはそれは巨大で、世界から収集した約12000種以上の植物を栽培しています。創立も古く1700年代の終わり。私の愛読書ゲーテのイタリア紀行にも登場しますよ。
そういえば、ラグーザお玉さんもここのハスの花を見て「根っ子ください」と園長さんにお願いしたんですよね。
この話を初めて知ったときは、約100年前の海外暮らしの切なさに思わず涙したものです。
もうすぐ令和な今は、おかげさまで蓮を見て根っ子くださいとは言わずに済む暮らしができていますが、やはり竹林のような和のものには心惹かれ…デカっ!
これは竹…ですが、もはやアフリカあたりの知らない植物風。どう考えても日本じゃここまで育たないのではないかと想像…しますがどうでしょう。
そして、ガジュマル!
あまりの大きさに畏怖の念が湧きます。もう絶対、妖精いる〜!なんだっけ、キジムナーだっけ?
マリーナ広場の巨大ガジュマルはこの植物園から移植されてます。ってことは、これが元の木か…。いやもう絶対いるでしょ、妖精。っていうか精霊。っていうかキジムナー。
ちょっと怖くなったので…「幸運だけくださーい」とお願いしつつトットと退散…。
テラコッタのオリジナル植木鉢たち。創業当時からのものだとすると200年もの!(多分違う)
苔の入り方とか寂れ具合がたまりませんねぇ。テラコッタの植木鉢はこういう感じが理想とよく聞きます。それにしても、植物が枯れすぎw。
日本でも人気の陶器デ・シモーネの創設者でもあるジョバンニ・デ・シモーネさんの回顧展もやってました(〜5月19日まで)。古いデザイン画とかもあり、興味のある人には興味深いかも。
で、人がいっぱいいる(ホッ)真っ暗な会場での演奏終了後は、いつものザワザワ。パブリックイベントでのプラスチック食器使用は禁止になったはず&再生可能な地球を考えるイベントでしたが、思いっきりプラスチックコップでワインをいただきましたw。あれ?おかしいぞwww?
なんだか夕暮れはちょっとおどろおどろしくもあるのは、ものすごい勢いで生息している人間じゃないものたちがいっぱいいるからかもしれません。もっと晴れた昼間にじっくりお散歩しよう…(実際、閉館時間は19:00)。植物好きにはオススメの穴場です!精霊にも会うなら夕方以降か…w?
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