日本政府が若者に飲酒を推奨?ーイタリアでも報道

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どうもー皆さま、ボンジョルノ♪

岸田首相がコロナ感染だそうですね。イタリアでもちょこっと報じられましたよー。

日本の岸田首相が、日曜日に実施された検査で陽性。

内閣府の発表によれば、土曜日から微熱、咳の軽い症状を発症。

65歳の岸田首相は官邸で療養中。家族と夏休み中だった。

かなり小さな記事ですが。。。(今日はドゥーギンの娘さんの爆破事故死でもちきり)。

夏休み、ゴルフや伊豆の温泉でしたっけ…。

先日、都内の病院前で救急車が行列する動画を見ましたが、それはかつてイタリアで見た風景。あの時は、国全体がどよめいて、政府も州知事や市長たちも大慌て。メディアもガンガン報道して、人々も総じて心配を募らせました。

でも、もう3年目。あんな恐怖(何かあっても対応してもらえないかもという恐怖)は、ありません。

それが、日本では7波で起きている。そんな中、なぜに朗らかな夏休みの様子が報道されるのか?なんのためなのか、誰のためなのか??

医療逼迫の最中に、首相が、しかも公務中ではなくプライベートで感染。すぐにPCR検査もでき、悪化の兆候があれば、即刻入院も可なんですよねぇ、きっと…。

まぁ、国のトップだしVIP待遇は当然とは思いますが、今、医療に繋がれずに自宅療養していたり、入院待ちの方はどんな思いでこのニュースを見るのか…想像せずにはいられません(>_<)。

イギリスが報じて、イタリアでも

ところで、お盆前に日本の国税庁が「若者を対象に日本産酒類の需要喚起に向けた提案を募るコンテスト「サケビバ!」を開催」というニュースがありましたが、ご存知でした?

お盆明けには、早くもイギリスのガーディアン紙が報じてSNSで話題になっていたので、これは広がるだろうなーと思っていたら、やはり。追ってBBC、イタリアでもニュースになりました。

▼Twitterで目にしたガーディアン紙のリンク。

▼こっちはイタリアのANSA

イタリアの報じた内容はこんな感じです↓。

東京8月18日ー約2年のコロナ禍で減少したアルコール消費も含めた飲食業界の復活。

日本国税庁は、アルコール飲料の消費減退による税収減をカバーするために、PRキャンペーンを促進する。ジャパンタイムスの試算では、1980年に5%だった税収割合は、現在1.7%減少。慢性的な財政赤字と国内総生産の倍以上に当たる公的債務を抱える国にとっては少なすぎる数字だ。

人口の約30%が65歳以上と高齢化が進み、制限下での若者たちの習慣の多様化、コロナ禍で伝統的な飲み会が控えられたなど動態変化も影響するなか、サケビバ」と呼ばれるキャンペーンは、20歳から39歳までの若者を対象に、コロナで大打撃を受けた業界を活性化するための適切なアイデアを9月初旬まで募集。

国税庁の統計では、日本のアルコール消費量は1995年1人あたり100リットルだったものが、2020年度には75リットルに減少。ここ30年で最大の税収減少となった。

イタリアでも法整備されているアルコールと広告

政府による飲酒の推奨?日本でも賛否両論あると思いますが(というか、日本ではあまり話題になってないかも?)、最近は、めったに日本のニュースを報じないイタリアメディアまでが取り上げるあたり、注目感は漂います。

だいぶ以前から、各国でタバコの次はアルコールで、そのPR方法が喧々諤々されてきていたから、まあ驚くニュースではありますよ、ええ。

酒類広告が若者に与える影響の研究も多国でしているはずで、消費者、特に”最も脆弱な対象者を保護する”観点で、イタリアでも2001年の春に国が規制されました(時間とか内容とかの規制)。←多分、他の欧州諸国も同じですかね。

日本でも自主規制とはいえ酒類の広告審査委員会があり対策を取ってますよね(「ゴクゴク」の効果音禁止とか、5時〜18時までのTVCM禁止とか)。

そこと揉めないのかしら?と単純に思うのよね。不思議だな。

もしや海外で報道されてない「なぜ若者が若者に飲酒を推進?」が理解できるコンセプトや注意(広告審査委員会の基準に準じるようにご提案ください、とか)などがあるのかな?と思って政府のサイトを見たけど、結構ざっくりしていて特に記事になっている以上の説明がなかった…。

説明には「メタバースを使って〜」などあり、ちょっとカッコいい気になる広告も出てきそうですが、そうすると保護対象の未成年も関心を持って見るのでは。それ、大丈夫なのかな?

昨今話題の政治とカルトも危うく、でも「喉元過ぎれば」で曖昧になりそうだし、最近「え?」と思うニュースが多くて、日本がどこへ向かっているのか…気になっております。。。倫理観がねぇ、なんともねぇ…。

ま、今日はそんなところで。
どうぞ良い月曜日を!
Buon lunedi!

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