と、いうわけで続きです!

アントニオさんからカラー担当のアレックスさんに変わり、いきなりプラチックの結束バンドで髪をまとめ始めたので、ちょっとビビりましたが大人しくおまかせ…。
はぁ?何これw。
イタリアで流行りのカラーリングは”エフェットルーチェ”
前回のドルチェ&ガッバーナの回し者、いやオシャレ美容師おすすめのカラーリングに引き続き、今回もエフェット・ルーチェ(光効果)。イタリア全土でデフォルトになっている流行りのカラーリングです。
光効果って言うくらいだから、光が当たってる感じにする…ではなく〜太陽に当たってところどころ光が抜けた感じに仕上げるってこと。
というのも、西欧人のヤワヤワで色素の薄い髪は、太陽に当たると…なんと、色が抜けるんですよ。うちのピンキー(夫)も栗色ですが、夏は明るい栗色になる…。不思議なもんですねー。
で、太陽で退色した髪色を再現する=「バカンスで超楽しんだの、あたし!」を演出するってわけです。夏にバカンスしないってイタリア人にとっては残念レベル10(MAX10)だから、アフターバカンスをイメージさせる髪色は、華やかで素敵な毎日を送ってるっぽいのです。だからなんだ、って話ですけどw。
ちなみに、太陽に当たって色が抜けた髪を、chioma baciata dal sole(太陽にキスされた髪)なんて、言ってのけたりするので鼻で笑っちゃいますが、”痛んで色抜けてる”などとネガティブには絶対言わないのが、イタリア人のイタリア人たる所以。
エフェットルーチェを可能にするのは、最近、日本でも耳にするかもですが、いわゆるバレイヤージュですね。
”Shatush(シャトゥーシュ)”という人気のカラーリングもありますが、これは、バレイヤージュよりもっとぐっと明るくするカラーリング。
Shatushはガッツリ毛先の方に向かって明るくしますが、バライヤージュはスジスジでナチュラル。メッシュと違うのは、どっちも根元から染めないってこと。そりゃそーですね、だってバカンス帰りの髪色だもの(笑)。根元は生えてきて色が濃いのが自然!
ケアもしやすくて便利なカラーリングです。
結束バンドでバレイヤージュ!
さて、実物。オホホホッ!
こうやって縛ると、自然と根元が染まらないという理論w。んで、ネジネジしながら表面だけカラーリングすれば、出来上がりが自然になるということです。なんだよ、手抜きっぽいな・笑。
バレイヤージュは、”ほうきで履く”の意味があるから筆でバサバサ〜と染めるところもあります。でもこっちの方がコントロールできるんだそうですよ…コントロールしてるとは思えない…単なる色ムラになるだけなんじゃないか…。
などとブツブツ言っている間に完成。
変な生物みたい。
各美容院で様々な方法を編み出してます。前出のドルチェ&ガッバーナ御用達のサロンでは、パネル使う(普通の)方法でした。
しかし、こんなので↑驚いてはいかんのですw。バレイヤージュの前進Shatushを考案し、イタリアで流行らせた立役者フィレンツェのアルド・コッポラの動画をご覧あれ!
なんか楽しそう・笑。
ネガティブ除去マッサージ付きでカットも完成!
そうして…髪が適度に染まった後は、ケラチンとアミノ酸入りのトリートメント&マッサージ。
マッサージって言うから頭皮かと思ったら、髪のマッサージでした。「髪の先からパーンとネガティブ意識を飛ばす」とか言って、スルスルッパーン!みたいな事を繰り返し、モミモミ。みたいな。
なかなか面白いサロンですw。
でも!意外なほどにリラックスしたので驚きです。髪の先からネガティブ意識が飛んで行ったのだろうか???←単純すぎ。
さて、準備万端。いよいよカットです!
今回は5分どころか、20分くらいかけて丁寧にカットしていただきまして…ハイ、出来上がり♪
感想:あーよかった。まとも≧(´▽`)≦!
日本の技術と比べたらアレかもだけど…佐藤蛾次郎、食パンマン、ヘルメット…を経てきた者としては、大満足です。
ネガティブ意識も飛ばしてもらったしw、パサパサの髪がキュルキュルになったし、同じ時間帯を共有したマダム客たちにも「いいわよ!」と褒めてもらったし(すごいガーガー言ってたから、店全体に心配されていたようです)。
…苦節10ウン年。再訪しようと思える美容院に出会えたかも…涙?(まだ疑惑は残る)
コメント
可愛い!!!(*゚∀゚*)
>Emicoさま
やったーヽ(*´∇`)ノ!