昨日、9月4日はパレルモの守護聖人サンタ・ロザリアの命日。
パレルモでは、7月15日もサンタ・ロザリアの日。この日は「奇蹟を起こした日」ってことで、神輿やら山車やらのパレードでもんのすごい勢いで盛り上がります。奇蹟…キリスト教の街の”あるある”ですよねぇ…。

で、9月4日は、何するかっていうと…。サンタ・ロザリアが祀られている聖なる山を登るのです!
聖なる山とサンタ・ロザリアの奇蹟はこちら。

9月3日の真夜中にミサ後、ロウソクを手に登る行列ができます。もしくは山頂で朝日を拝むパターンもあり(富士山かっ!)お好きな方を選べますw。
毎年、行ってみたいな〜と思いつつ、真夜中も早朝も苦手(かといって炎天下も苦手)で、なかなか行けてなかったのですが…今年は思い切って早起きしてみることに。
聖なる山で朝日を拝む!予定だったけど…
集合は5時半。…そりゃそーでしょうねー(-_-)。
1時間ばかり登って山頂で朝日を拝む予定…でしたが!全員遅刻ww(←イタリア暮らしの好きなところのひとつ)。結局集まったのは6時過ぎでした。いいぞーのん気で!
さて、だらだら集まった総勢6名+ボンさんで登りはじめると…たちまち開ける夜のとばり。「ちょっと待ってー!」とか言いつつ、誰も遅刻したことを反省する人はいませんw。
教会のある山頂までは、ゲーテも歩いたと思われる…石畳の旧道が続きます。山登りとはいえ、てくてく歩く感じではありますが、ま〜急なんですよっ。特に最初のあたりが!
ぜーはーしながら撮った早朝のパレルモ。
夜が開けるとたちまち明るくなりますが、ハードな道はまだまだ続く。
朝早いけど、結構、登る人多いのね〜…って、遅刻組wとも言えますが、ま、自分のペースで好きな時間に登ればよし。
なぜならサンタ・ロザリアさんは、その辺の細かいことをとやかく問わない包容力のあるブッダのような聖人だからです(詳細は上のリンクをどうぞ)。パレルモらしいです。
本格派は裸足で登山!初心者は靴下チャレンジ
本格的な聖なる山登りは、裸足が信者ならではのスタイルらしいのですが、は?です。道はあるとはいえ、ゴロンゴロンした石畳。足裏マッサージにしても度が過ぎています。
え?!裸足で降りていく人発見!!!
マジかー…いるのね、本当に…(しかも、ちゃんと登頂して朝日を拝んだと思われる)。
で、友人が「痛すぎるから靴下で登る」と言いだしました。そうか、それでも良いのかw。できることをやればヨロシ。
靴を脱ぎ捨て、靴下になる友人↓。

ゼーハーしすぎて、ピントを合わせるどころではなかった…。
よく見れば、靴下派がいっぱい!
靴下派と竹下派って似てる。
…職人作の重いトレッキングシューズで挑んでいましたが、足が痛くなってきてたところでもあり、「脱いじゃえ脱いじゃえ」と周りにそそのかされ、途中の祠で…、

W S ROSARIAは、VIVA!SANTA ROSARIAの意味。
脱いでみたw。
なんという開放感!
こりゃ、行けそうです。
だいぶ山頂に近くなってきた頃のボンさん。顔が眠そうだよ〜。
後半に続く!

コメント
竹下氏の姿を見るたびに「靴下派・・・」と呟いてしまいそう(笑)
今日は猪木さんの「昔、”包丁一本さらしに巻いて”という歌がありましたが・(中略)・32(36?)回目の訪朝に行ってまいります」発言に「包丁・・・訪朝・・・ホウチョウ?!」と頭ぐるぐるでしたが、靴下まで追加されパンク寸前!!
>しんしんさま
包丁…訪朝…www。30回も包丁、いや訪朝して何か役に立っているんでしょうかね?
…今、役煮立ってると変換されて、ますます包丁感が高まりました・笑。