ローマのぼったくりレストラン続報とぼったくられ回避法

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どうも皆さま、ボンジョルノ♪

雨が振りなんだか涼しい秋のパレルモです。

先月、ローマのレストランでぼったくられた日本人旅行者のニュースが、現地イタリアでも話題になっていました。

ローマ・サンタンジェロ城の近くのレストラン「アンティーコ・カフェ・ディ・ローマ」でランチをしたら429ユーロを請求された(うちチップ80ユーロ)。

と言うもの。

「は?」となった現地の報道と、ついでにぼったくられ対策も考えてみました。



ぼったくり店が罰金!でもその理由が…

Roma: scontrino choc, già riaperto il ristorante chiuso ieri per irregolarità
Ha fatto il giro del web la ...

該当の店は「5日間+αの閉店と罰金5000ユーロを課せられた」とあります。

その理由は「通りに並べたテーブルの設置の仕方に違法性があること、イタリアでは違法性があるチップを請求したこと」

え?ぼったくりは?罰金対象になってないの?

該当の店の弁護士によれば、「地元警察と検証した結果、旅行者がオーダーしたものは”トンナレッリ・カーチョ・エ・ペペ”と2人分の魚介のグリル、野菜のグリルと飲み物で、正味の料金である349ユーロには正当性がある。」

そうです。

へー…。

メニューにも、魚介は100gあたりの時価が記載されていたそう。

何グラム食べたんだw?!って笑ってる場合ではないですが、まあ、大きめのタイやエビやらイカやら盛り盛りにされたら、殻や骨やらまとめて1人分でも1kgくらいは軽く超えるでしょうね(100g6.5ユーロだったらしいから、すでに65ユーロ)

日本人だからちょっとしか食べないでしょう?なんて、少なめ盛りになどはせず、どうせわからないだろうから盛り盛りにしちゃえ!となるのがぼったくり店のぼったくり店たる所以。

で、ついでに飾りに重い貝でも載せられたら、1人分2kg=120ユーロくらいはイク?かもねぇ…。

観光地では特に、「魚介がオススメだよ〜」と陽気に強引に持ってかれても、はっきりNOオススメされてもいらないなら、NO

日本で使い慣れないNOでも、イタリアではデフォルトのお返事。ぜんぜん遠慮することはありません。

新鮮魚介の値段不明グリル盛り合わせなんて…、実際、知り合いの店かイタリア人が一緒でない限り、怖くてオーダーできません…。記事読んで、勇気あるな…と思いましたけど、多分、しつこく押し切られたんでしょうね。

記事は続きます。

店の弁護士は、「テーブルでチップ80ユーロを払う意思も見せた。」と言う。「不思議なことは、9月4日の支払い時には問題にせず、20日以上経過してからSNSで訴えたことだ。」

はぁ?

だーかーらーおしの強いイタリア人を前に「これは違う!」と強く拒否できる日本人観光客なぞ、この世に存在するでしょうか?(在住者ならやれると思うけど)

帰国して落ち着いてから、やっと公表に至ったんでしょうよ。バカじゃないの?弁護士。

弁護士がこんな人じゃあ、その場で訴えたって無駄そう。すぐに警察に電話すべきでしたが、それも実際は無理な話(現地で使える携帯持ってないかもしれないし、そもそもイタリア語で説明できないかもだし)。

と、なると、泣き寝入りしかない…?

……。

そう、だから、トラブルに巻き込まれないようにするしかない!

まず観光客ができる対策は、こういうむかつく店には、行かない!

これが結局1番有効。では、そんな店はどうやって見分ければ良いでしょう?



ぼったくり店をどう見極めるか

参考までに…イタリア在住ウン10年になる飼い主が、初めての場所でのレストランの探し方をご紹介します。

*主観&自己防衛法なのでこの限りではありません。それぞれの方法も見つけてね!

・徹底的にネットで検索して評判を確認。

現地の人に、知り合いの店を紹介してもらう。
ただし、仕事先やホテルなど自分と利害関係がある人が望ましい。

友人知人から情報収集
グルメで食いしん坊で味覚の合う友達情報は最良。

店の雰囲気が「いかにも」な場合は避ける
赤いチェックのテーブルクロスやキャンティのフィアスコボトル、ビニール製のブドウの房なんかが吊るされてて、しかもホコリがかぶってたりしたらヤダ。

・英語や変な日本語でしつこく勧誘してくる店は避ける
おかしな勧誘しないと客が入らないってことですよね。

納得いく価格で一食入魂。面倒臭いけど、事前準備は欠かせません。

こんなボッタクリニュース、一生懸命真面目にやってる店が気の毒。現地でも「この店のしたことは、ローマに対する冒涜だ」などと怒ってる人は多いです。

でも、観光客は”それでも減らない”とタカをくくってる店があるのも事実。ヴェネチア、フィレンツェ、ローマ…観光客が多い街には、ぼったくるつもりはなくても不当に高い店も多いから気をつけたいところ。

この店では8月にも新鮮魚介で315ユーロを請求された旅行者がいるそうですが、ほかにも、ナヴォーナ広場の”イル・パッセット”で695ユーロ、サン・ピエトロ地区の店でハンバーガー2つで81ユーロ、バチカンそばの店でチキングリルとポテトで204ユーロとか。

Roma, scontrino da 430 euro alle turiste giapponesi per due piatti di spaghetti
Quando si dice un conto sala...

…行き先は、観光客が行かないような小さな村にするってのも一つの方法かも?!

皆さまも、どうぞお気をつけください!

コメント

  1. 中村聡一 より:

    パセットはかなり前にもありましたよね。政府が出て来て彼らを今一度招待しましたね。私もパセットでは何度か食事をしましたが、美味しいリストランテのイメージしかありません。ただ 魚介類専門らしく兎に角魚介を進められます。日本人が イタリアの魚に満足する筈がないでしょう。高級リストランテは別ですが….私も北海道出身ですからまして皆さん刺身を食べているのに なまで出さない魚は無理があります。パセットでは本物ののカルパッチョを頂きました。感動しました。兎に角No……No……です。あなた 今yesっていったよねって責められます。兎に角No……をはっきり言ってください。私もかなり痛い目に合いました。責任は自分に有りますから。

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