どうも皆さま、ボンジョルノ♪
パレルモに一旦帰ってきました!これからバカンスの超ド・ピーク。海が混んできのでバカンス客と入れ違いに街へ。街は空っぽ♪かと思ったら、
混んでるじゃないかー(><)!!!
今日読んだニュースでは、パレルモ…外国人観光客が住民より多いって。住民66万人なんですけど?そんなことあるか!と思ったけど、ありそうです。マスクマスクゥ〜!
振り返るバカンス…続きます!
値段は書いてないけど、地元のおばちゃんが多いなら安心
バカンス中は、しばしば普通に買い物もしなければなりませぬ。
生鮮食品、パン屋さんなど基本食材を揃える時は、シチリアではいわゆる”フィドゥーチャ Fiducia”と呼ぶ”信頼関係を築いたお店”が好ましく、パレルモなら市場内や近所にもあるけれど、旅先は…リサーチからスタートです(面倒くさい)。
宿のオーナーさんがオススメしてくれたパン屋さんのそばに、気になる八百屋さんがありました。いつも地元風のおばちゃんでいっぱい!
それは「良い店」のバロメーター。だって、おばちゃんは値段と公正さに厳しいから。
テネルーミが最旬期を迎え…店先で持ってけドロボーな扱いを受けていた店内に入ってみると、
ほとんどの商品に値段なぞ書いてない。これはボッタクリ危険?!と思わせますが、大丈夫。おばちゃんたちがいるから。
パッキングされていない野菜を適宜袋に詰めて、お会計に出すと、店主が計って計上してくれる市場スタイル(量り売りはイタリアのスタンダードで、スーパーだったら自分で計ります)。
で、何がすごいって、その打ち込みの早さ。全ての商品の値段を記憶しているのは、まああることでしょうけれども、まー早い。野菜の値段は毎日変わるし、しかも1kgあたり0.58ユーロとか、0.98ユーロとか小刻み。
それを淀みなく、おばちゃんたちの圧にも動じず、見事な記憶力ですごい冷静さでにサクサク進めていく…。暑いのに!(イタリア暮らしのメリットは、サクサクだけで感動できるようになること)
新鮮で値段が適切、対応が早くて公平!大人気の八百屋先輩!
その上、そんな計算中の店主に、おばちゃん達は「スイカ、半分にして」「あ、その残りの1/4をもらうわ」とか、自由…。
そんな時、たいていの場合、すべての流れが止まるものですが…ややこしい計算の合間に、スイカをサクサク解体する店主。
パッカーン♪
ついでに、バシーッと几帳面にラップをかけて、テキパキおばちゃんの袋へ…早い!(日本人みたいw)
そんな渦中でも…隅の方で”生みたて卵”を見ていると「これにどうぞ」と紙袋を持ってきてくれたときには、店主…双子なのかと思ったわ。
ーーーーー
おばちゃんが群れになるお会計コーナーは、もはや順番なんてないだろう。圧の強さに気圧され、おばちゃん軍の後ろでぼんやり待っていたら、横入りしたおばちゃんの差し出す袋を無視して、店主が「はい!次!」と私たちの野菜と卵を受け取ってくれました。
入店順まで覚えてるっ❤️!
優秀な人材というのは、世界津々浦々にいるもんですな。
新鮮で安くて公正で、人気があるのもわかりますが、どうもそれだけじゃないような…店内には、ファンが醸し出す空気が流れてました。おばちゃんたちと店主の会話は、憧れのクールな先輩に群がる後輩っぽいうと言うか、ファンのそれ。
八百屋先輩の誕生か。
また会いに行きますよ。
続く!
コメント