どうも皆さま、ボンジョルノ♪
中ぐらいに晴れた火曜日、風は涼しく太陽は暑く。トータルで暑くもなく寒くもなく、最高に気持ちの良いお天気ですが、9月にこの涼しさは尋常じゃないな。
と思っていたら、奥さん、「50年に一度の寒さ」ですって。やっぱり氷河期に…。それでも外で飲むのだ。
そんな中、インフルエンザが流行り出したら大変。近隣欧州各国でコロナ再急拡大してるし、イタリアもじわじわ増えてきてるし、学校再開したし。
「インフルの波が来る前に、急げ!」ってなもんで、65歳以上と基礎疾患のある人は毎年無料のインフル・ワクチンが、今年は6ヶ月〜6歳、60歳以上も推奨になるなど、コロナ禍でのインフル対策が急がれてます。
学校でも全校スクリーニング検査がCts(科学技術委員会)に承認され、全国的な実施の方向に。話題になっています。
すでに始まっている学校スクリーニング検査
州や学校によっては、すでに始めているところもあります。こちらの動画は、ローマ郊外の学校スクリーニング実施の様子。
結果まで約20分の迅速抗原検査で、空港などですでに使用されているもの。3〜6歳は唾液、それ以上の子供達・先生は綿棒式で行われます。
ちなみに、強制ではなく希望者というカタチをとるようですね。
抗原検査で陽性の場合のみ、いわゆるPCR検査に進みます。入院前全検査やコロナ疑惑濃厚な場合を除き、まずは抗原検査でチェックが最近のスタンダード。発熱など症状がある場合、仕事で必要な場合、心配な場合もまずは抗原検査です。
周りで結構検査済みの人が増えてきてます。昨日も演劇をやっている友達が舞台前に検査をして陰性だったと聞いたばかり。その彼氏は、「検査しなくても、彼女が陰性なら俺も陰性確定」と言ってました。なるほど…w。お値段は40ユーロ。過去の履歴も調べたお値段で、陰性か陽性かを調べるだけなら10ユーロですって。
インフル流行中は結果の早い抗原検査が有効?
学校再開前、先生の抗原検査が実施されたり(全員ではない)、学校用プロトコルも出されたけど、それでも再開直後ですでに全国で100校近くがクラス閉鎖になっている状況。
陽性者が見つかった場合のクラス閉鎖や長い検疫期間による生活・学業への影響を懸念して、全検査に踏み切るようです。
こちらは、小児科医の言葉。そうだよね〜と思ったので、ご紹介しますね(超意訳)。
トスカーナ保健局小児・新生児科長のアゴスティーノ医師は、「教育活動の再開とインフルエンザの流行期の問題は複雑だ。」と語る。「保健省が指定するコロナ感染を疑う症状は、追跡とクラスター管理のため、非常に多岐に定めらており、トスカーナ州だけでも1日4,000〜5,000件の子供達に検査が必要になると試算されている。
春の経験から学んだ対策で、現在、病院の状況は落ち着いているが、冬は悪化する恐れも高い。今は子供達へのコロナ感染の影響はわずかだが、今後広がる可能性の高い季節性呼吸器疾患に脆弱な子供達をコロナと識別するには、非常に困難が伴うだろう。風邪症状の子供全員にPCR検査を実施すれば、医療システムは飽和し、待ち時間はさらに長くなり、その弊害は大きい。」
専門家は、唯一の解決策は「感度的には多少劣るとも、迅速な抗原検査の実施だ」という。「結果を迅速に取得できれば、緊急事態のコントロールがよりしやすくなり、子供達も安心して小児科を受診できるようになる。家族や学校への安心にもつながり、子供達の学校への安全な復帰が可能になるだろう。
これからしばらくはコロナのある暮らしが続く。迅速に陽性者を特定し、子供達の間のクラスター発生を防ぐことが不可欠だ。私たちは子供達の安全な学校生活を保証し、他の小児疾患の診療がコロナによって影響を受けてはならない。」
うん、子供達も家族も学校もできるだけ安心して過ごしたいですよね。
感度が劣っているとはいえ、やらないという発想はないのでより手軽な抗原検査ってことですが、網の目をくぐり抜けていくケースもあるでしょうから(偽陰性)、今後どうなるか?どう対応していくのか?気になるところ。
定期的に実施されるようになるのかな?などなど、詳細はこれからです。
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test rapidi antigenici
テスト・ラピディ・アンティジェニチ
迅速抗原検査
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