どうも皆さま、ボンジョルノ♪
イタリア政界が揺れていましたが、そろそろ決着がつく模様ですよ。まー…まだ揉めていますが…マリオ・ドラギ氏がマッタレッラ大統領の組閣要請を承諾し、新政権発足に向けて各党と交渉を開始しましたよ。
政治の話も退屈なので、今日は意外に身近なドラギさ〜ん!をご紹介します。
あ、コレは来週です!

揺れるイタリア政界もそろそろ決着?
一応、ここまでの流れをざーっくり説明すると、
「コンテの経済政策が、やだ」と連立政党のひとつIV(レンツィ氏率いるイタリア・ヴィーヴァ党)が離脱したところから混迷が始まりまして、国会的には信任されたコンテさんですが、圧倒的過半数には満たず、先週、大統領が各政党から話を聞いてどうするか決めますよーってことになっていたのですが、ごちゃごちゃいつもうるさい(←主観です)中道右派政党(サルヴィーニとメロー二ちゃん)など左右界隈まとまらず、下院議員議長のフィーコさんに「あとよろしく!」と大統領がお任せしたけど、やっぱりまとまらず。
クィリナーレ宮殿(大統領の官邸)に出入りするフィーコさんのジープが十分有名になったところで、大統領がドラギ氏に組閣お願い!となったところです。
↓ドラギ氏が「大統領、オッケー!」とお返事した会見です。

経済界のゴールデンキャリアの持ち主だけに、今もっとも注力しなければならない経済政策にはバッチリなんじゃなーい?って感じですけど、ヤダヤダ言ってる政党があるので、まあまあ困難な状況は変わらず。
お手元のユーロ札をご覧ください
ところで、ドラギ氏は元欧州中央銀行総裁。在任中(2011〜2019年)に刷られたユーロ札には、ドラギ氏のサインが入ってますよ〜。
マリオ・ドラギ(MDraghi)。ね。
今、お財布に入っていたお札なんだけど、きったないねーw!アルコールスプレーして入れてるから、ヨレヨレ〜。
もしユーロ札をお持ちだったら、ちょっとご覧になってみて♪だからなんだって話ですけど。福沢諭吉でも渋沢栄一でもないけど、意外に身近なところにドラギさん!なのでしたw。
コンテ前首相はお元気です
最近、ニュースでも政治学者や政治ジャーナリストがゴンゴン意見交換してる特集が組まれますが(タレントが出るワイドショーではなく)「パンデミック1波までは本当にコンテは良かったが、秋頃から失速した」という見方も多く、それは確かにそうかもしれないと思います。特に経済政策がね…。
コロナ初期の国が恐怖でざわついていたとき、コンテがいてくれて良かったですよ、ホント。「私は家にいます」とか「再び熱く抱擁しましょう」など、今も心に残る名言の数々。なんていうか心がホッとするような演説に助けられました。しかもイケメンだし。
あの嵐を乗り切るのには、人道派の首相が必要だったと思うわけです(もうすっかりパンデミックは終わっている気分)。
そして今からは、経済復活でドラギ氏。なんか…うまくできてない?!マッタレッラ大統領がフィクサーか(でもステーキを食べに行ったりはしない素敵なおじいちゃん)。
コンテ前首相は、外務大臣あたりに任命されるのでは?の噂もチラホラ。大学教授に戻るのかと思いきや、政党作るという噂もあるし?何気に目が離せないイタリア政界ですが、実際、政権が変わると暮らしも変わるから、一応知っておかないとね。政治は日常会話にもよく出てくるしね。
それに外国人はドラスティックに影響あるのよねぇ。かつて滞在許可証を更新していた時代は(今は、永久許可証)、ベルルスコーニが去った後、急に警察の人たちの態度が軟化するってのを体験しましたよ。
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governo tecnico
ゴヴェルノ・テクニコ
テクノクラート政府/技術的政府
※政治的関心を超えた技術的専門家に政権を委ねること。
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