義母、なんてことを!と鳥肌立てたら、聞きまつがいのイタリア語

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どうもー皆さま、ボンジョルノ♪

いやちょっとね、週末の義父バースデーでのひとコマなんですけどね…。

とある問題(?)のショックから立ち直ったので綴ってみますよ。

主役のリクエストはパレルモ料理

91歳甘党フランス菓子派、主役であるピンキーパパ(義父)の食事の方のリクエストは、ピンキーマンマ(義父)得意のインボルティーニ・ディ・マンツォ。

▼今回、写真は撮らなかったのだけど、以前、書いた気がするな…と思ったら、ありました。しかも2020年ガチコロナ禍での誕生日。2年前もリクエストしてたんだなぁ…相当好きなのねぇ。

さあ、いっただきまーす♪

となった時、義母が余計なひとこと。

「お肉屋さんが持ってきたお肉がダメだったのよ、だって、ヴェルミがいっぱいで…」

※ここから直下のブロックは、お食事中の方は読まずにボン先輩写真に飛んでね!オエェだから!

なんですって?!そんな肉を食べろと!

小さく書きますが、ヴェルミとはヴェルメverme(意味はウジ虫、イモムシなど)。複数形がヴェルミです。

お肉屋さんが「毎度〜!」持ってきたスライス牛肉…包みを開いて、ザワザワしていたところを想像してしまい髪の毛、全部逆立つ&全身鳥肌。当然、ナイフとフォークを持つ手が止まる…。

まさか、そんな虫たちをピンセットかなんかで一匹一匹取り除いたと?!老眼なのに?!

…無理。

…無理すぎる!

そもそもこのキドッタ家族は、そんな肉を食べて平気なの?!いくら焼いたからって。戦時中だから?!

「あ、急にお腹痛い。」

静かに断念しました(ケーキの時に復活する腹痛)。

耳の劣化か、義母の滑舌か

イタリアでも空気を読むことは大切なので、すでに他の人が食べ始めている席で「なんつーことを!」と、深掘りするわけにも行かず。

義母が空気を呼んでないとも言えますけど、価値観の違いかもしれない。20年近く一緒にいても、国際結婚には越えられない深い谷があるものだ……。などと、しばし考えたりしてたけど、基本的にはなんでも口に出す性質なので、黙っていられない。

様子を見計らって(2時間ほど耐えた)、「しかし、ヴェルミ付きのお肉って。よく食べるわね」的なことを言ったら、

「ハァ?ヴェルミ?!」と一堂、キョトン顔。

「え?」とキョトン顔の私。

「…あ!」とピンキー(夫)が、

「それ、ネルヴィだよ!」と閃く。

そう、いっぱいだったのは…

ネルヴィでした!!!

ネルヴィ nervi =神経、お肉の場合は、筋 (単数形はnervo)

「それで、食べなかったんだねぇ(=意味:バカだね)!」と爆笑されましたが、すでに遅く、一つも残っていませんでした。。。

「俺も食べてないぜ。元気出せ」

たしかにね…まさかのヴェルミ付き肉を、騒ぎもせず食べるわけはなく(と言うか、包みを開いた瞬間、速攻クレームでしょうよ)。

「え?今なんと?」とサッと聞き返せば良かったんですけど、ショック大&タイミングが…。うん、そう言うことってありますよね〜。

イタリアに住んでもう20年が経ちますが、いまだにこんな聞きまつがいをするなんて。耳の劣化っか。いや、ピンキーマンマの滑舌でせいに違いありません!(皆んなは聞き取れてたけどね?)

…妙な誤解が解けて良かった…けど、やっぱり「聞かぬは一食逃す」だな。と思った過日のことです。

ではでは、どうぞ良い夜と朝を!
Buona serata & giornata!

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