イタリア報道から:”日本型変異ウィルス”にワクチンは効く?日本便ストップ?!イタリア専門家たちの見解

どうも皆さま、ボンジョルノ♪

晴れやかな青い空が広がっておりますが、パレルモ…今日からレッドゾーン!イースターロックダウンから一瞬解放されて、再びロックダウンですよー(でも、もうあまり誰も気にせず普通に暮らしていたりしますケドw)。

学校が休校になったり再開したりを繰り返していて、親御さんたちは大変そう。イースターまでは、レッドゾーン=休校でしたが今日からはレッドゾーンでも小学校〜中1まで学校再開になります(ケースバイケースで各市町村・地区によっては休校も)。

さて、そんな中、昨日は「コロナ変異ウィルス日本型が新登場!」のニュースがイタリアを駆け巡りました。イタリアではどう報じられているか、各紙を意訳してみますね。



日本型変異ウィルスにワクチンは効く?

昨日、結構詳細に書かれていたコリエレ・デッラ・セーラ紙。

La nuova variante giapponese deve spaventare? Ecco cosa sappiamo
Si chiama «Eek» e pare proprio nata (ed essere solo diffusa, per ora) nel Paese del Sol Levante. Secondo gli scienziati il lavoro di adeguamento dei vaccini non...

変異したコロナウィルス、英国型、ブラジル型、南ア型、ナイジェリア型、カリフォルニア型…に続いて、日本型も新登場。E484Kの変異で「Eek」と呼ばれる。現在までの感染による抗体とワクチンを回避する可能性が懸念されている。

東京医科歯科大学医学病院で3月に入院した患者の70%(14人中10人)がこの変異型に感染していた。いずれも渡航歴はなく、帰国または入国者との接触もなかったため、日本独自で変異した可能性が高い。

昨年から延期されたオリンピックの開催を7月23日に控え、新型の変異種の発見は心配だ。ロイターの報告では、この日本型はより伝染性が高い可能性はあるが、ワクチン耐性は未だ不明。日本では、大規模な予防接種はまだ始まっていない。

ミラノ大学のウィルス学者でIrccsGaleazziの医療管理者プレリアスコ教授によれば「ワクチン接種者の増加に伴い、ウィルスはワクチン回避の変異をしようとするが、それらは取るに足らない場合も少なくない。パンダに青や赤や黄があるようなものだ。もちろん、四駆のパンダが登場すれば事態は深刻だが。しかし、ワクチンの効果を高めるために修正するのは難しいことではない。すでに私たちはやっていることだ」

※パンダ=車種です。動物のパンダかと思って2回読み直してしまいましたw。

国立ミラノ大学の免疫学者で一般病理学教授のアブリニャーニ教授は、「すべての変異種が同様の拡散能力を持つわけではない。今は英国型が圧倒しているが、ワクチンは効いている。ただ、今後多くの人が今のワクチンを接種した場合、以降は継続的に設計を変えたワクチン接種を習慣にしなければならないだろう。インフルエンザのように、私たちの生活を取り戻すために。」と言う。

プレリアスコ教授は、「変異種の発見は、ポジティブなこと。私たちの調査能力がより高まった証拠でもある。最初に発見された英国型も、英国で発生したかはまったく不明だが、英国の解析能力が優れていたということだ。敵を知ることは、戦うために不可欠だ。」と語った。

良いこと言いますね、プレリアスコ教授。さほど警戒感はないですね。まーよくあることさ的な。



場合によっては日本便ストップ?!

今日になって、こんなニュースも出てきました。

Variante giapponese del Covid: cosa dicono esperti e virologi italiani - Quotidiano Nazionale
Potrebbe ridurre l'efficacia dei vaccini. Pregliasco: "E' un elemento di preoccupazione che va ancora approfondito". Bassetti: "Al momento non abbiamo certezza ...

日本で発見されたため日本型と呼ばれる新変種、E484K(通称Eek)。 ワクチンの有効性を低下させる可能性もあり、日本では懸念が高まっている。 E484K系の変異はオーストリアでも報告され、また米国でも拡大。現時点で、この変異に関する特定の研究が不足しているため、専門家は注意が必要だと指摘する。

各専門家のコメント

イタリア感染症熱帯病学会(Simit)の科学部門責任者でローマ大学感染症のアンドレオニ准教授:新変種のデータが収集され、ワクチン耐性が確認されれば、日本便をストップする必要が出てくるだろう。変異は時間との戦いだ。ウイルスが循環すればするほど、変異の可能性が高まる。唯一の戦略は、ウイルス循環をできるだけ早くブロックすること。武器であるワクチンの接種を可能な限りスピードアップし、より多くの人々に迅速に免疫を獲得してもらう。そしてウイルスをブロックし、他の突然変異を防ぐことが不可欠だ。

ジェノバのサンマルティーノ感染症病院長:解析を急ぐ必要があるが、地球のどこかで変異を見つけるたびにパニックを起こさないことも必要だ。この先も発見されるのだから。感染性が高い変異である可能性はあるが、ワクチン耐性についてはさらなる研究が必要だろう。日本は、今回のパンデミックにおいて大変良く制御してきている一方、ワクチン接種はまだ。第4波でこの変異型が自由に循環してしまう可能性も高い。ワクチン接種を急ぎ、人から人への感染をできるだけ防ぐのが変異を防ぐ唯一の方法だ。

ローマのバイオ医療大学医学部の医学統計疫学責任者で疫学者チコッツィ教授:珍しい変異ではない。せいぜい数パーセントでワクチンの効力を低減させる可能性があるくらいだろう。日本で分離されたが、日本で生まれたかは定かではないし確認しようがない。別の大陸で遺伝子の同じ部分(484)に変化が起きたのであれば、”進化の収束”の可能性もある。

ミラノのサンラファエロ大学疫学教授ブリオーニ:変異が発見されるたびに、ヴァリアンテロリズモ(変異テロ)のようになってしまうが、ウィルスが変異するのは普通のこと。E484Kを持つ変異にファイザーが効いている報告もある。

イタリアの専門家にリサーチしている記事が多いですが…全体的には「落ち着いて!」なムード。イタリアのコロナ関連報道は冷静で前向きなんですよね〜(タイトルは煽り系も多いけどw)。まあ、科学だしね。

でも、日本便ブロックの可能性は驚きました…無きにしも非ずかしらどうかしら(涙)。

まあ、今のところイタリアに”ブツ”がないし、日本での研究データに期待されている感じですね!

帰ってきた本日のイタリア語

variante
ヴァリアンテ
(部分的)変異
※variante inglese 英国型変異、variante brasiliana ブラジル型など。variante giapponeseで検索すると記事がいっぱい出てくるよ〜。

コメント

  1. しんしん より:

    パンダ・・・お約束通り、小さい文字の注意書きを読む前に「へ?」となりました!
    信号カラーどころか大〇松〇屋さんのピンクのパンダまで頭に浮かびましたよ(笑)

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