フランチャコルタのワイナリーへ!
代々続く家族経営企業の秘密を聞いてみた

スポンサーリンク

ピエモンテ食い倒れツアー2017のあと、向かったのはフランチャコルタでした!

フランチャコルタといえば、イタリアのシャンパン!とも称されるスプマンテの最高峰でございます。とても厳格な規定の元製造されるD.O.C.G認定を受けたフランチャコルタは、絹のような繊細できめ細かな泡が特徴的。

ミラノを州都とする北イタリア・ロンバルディア地方東部フランチャコルタ地域で生産されてます。ミラノから電車で40分程度で到着できるブレシア駅が最寄駅。

今回は、日本にも輸入されているLe Marchesineさんにお招きいただきまして、ちゃっかりお邪魔してきました〜♪日本だとPanta Reiさんが輸入してますよ。

 

看板ワンコがお出迎え(迎えてないw)。

アメリカンスタッフォードシャー・テリアのジェレミー君。顔は怖くてゴッツいけど想像以上の甘えん坊です。

ワイナリー内は、当たり前ですがフランチャコルタのボトル・ギッシリ。

シャンパン方式の醍醐味ルミアージュ。18ヶ月以上もの瓶内2次発酵期間後、ボトルを傾けて、毎日1/8回転ずつ手作業でグルグルしながら頭にオリを集めていく作業ですが、

年間50万本ものフランチャコルタを生産するこちらでは、コンピューター制御された機械で作業を行ってます。

職人さんがいくらいても足りないですもんねぇ。腱鞘炎になりそうだし。

そうして、集めたオリは凍らせて、スパコーン!と抜き、

ドサージュしたりしなかったりして(種類による)、コルク詰めして針金を巻いて…さらに数ヶ月〜数年熟成を経て出荷されます。

なが〜く手間をかけて生産されるフランチャコルタ。ブドウを科学と知恵で美味しい飲み物にしてくれる人々が、こうやって日夜働いているんですねぇ。

代々のブドウ畑を継ぎ、さらに増やし、現在15種類もの異なる土壌で栽培したブドウで極上のフランチャコルタを造り続けるオーナーのロリスさん。

ワイナリーとブドウ畑は「何百億積まれても、売らない」そうです。

ワイナリーでは、息子さんも娘さんも、それぞれのパートナーも笑顔でバリバリ働いて、まだ幼稚園のお孫さんたちもすでにお手伝い?!してて、今後も安泰そうです。

子孫が代を継ぐ家族経営の企業が多いイタリアですが、サッカー選手になりたいとかアイドルになりたいとか、反抗して継がない方向に行ったりすることはないんですかね?と聞けば、

「小さい頃からノンノやパパの仕事を見せて体験もさせて、そうやって少しずつ家業への誇りと信頼と愛を育んでいくんだよ」とのこと。

まあ、それでも強要感があると難しいんだろうなーと想像しますが、パパと一緒にワイナリーでちょっと作業してみたり、おもちゃのトラックで積荷ゴッコする姿は微笑ましくて、大人が嬉しそうだと子供は嬉しいものだし、三つ子の魂100歳までですしね。幼い頃の良い体験が、後を継ぐことへのポジティブなイメージになるんでしょうねぇ。

 

やり手ですが、愛情がパンッパンに詰まったロリスさんとテンションの高いシェフのジュゼッペ・パシーニさん@カシーナ・ブルニョーラと。仲良しさん・笑。

フランチャコルタ・ロゼ・ミッレジマートと合わせて、リゾットの黒トリュフ✖️白トリュフがけ…ゴージャス!

疲労困憊で気絶しかけてましたが、良い体験と良いお話を聞いて、フランチャコルタを一望する(らしい)山の上のお宿へ移動。

すると、高齢者が集まってパーティしてました(大音響の生歌あり)。

お誕生会だそうで。

なんか幸せそうな人が多いとこだなーとボンヤリと激しい生歌を聞きながら、初フランチャコルタの夜は更けていったのでした。

続く。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました