どうもー皆さま、ボンジョルノ♪
今日はなんだか空の色が明るく、完全に春が訪れ、なんならもうすぐ夏の予感さえしたベッラ・ジョルナータで気分は上々でしたが、スペイン南部同様に雨が少なく、農作物への影響が大きいそうで。。。とかくこの世なままならぬものでございますね。
そういえば、欧州での農業デモ。イタリアでもやっています。チルコ・マッシモにトラクター集合のニュースが近々日本でも報道されるかもですね。
ブロッコリーは、イタリア発祥の野菜
農業には、大変お世話になっている…と市場に行くと感じます。ので、農家さんをちゃんと守って欲しいわぁ、欧州。
あ、これブロッコリーなんですよ、シチリアでは。で、緑の方はスパラチェッリで…って、毎年この時期に同じこと言ってる気がするので、まとめました。
▼ついでに歴史も。
ブロッコリー(緑の方、パレルモ的にはスパラチェッリ)って、古代ローマ時代から食べられていたんですよー。2000年もずっと身体に良いって言われ続けるなんて、相当身体に良いんですねw。
シチリア風とプーリア風のブロッコリーのパスタとは…
シチリア、特にパレルモの郷土料理にある「ブロッコリーのパスタ」は、もっさりと柔らかめのシチリアのブロッコリー(上の写真のカリフラワー的なもの)で作ります。
▼これがシチリア(パレルモの)のブロッコリーのパスタ
一方、プーリア州の郷土料理の「ブロッコリーのパスタ」は、緑の方。←こっちの方が、日本でも馴染みがありますね。
名前は同じなのに、基本の材料が違う。というわけですが、アンチョビベースで、レシピはほとんど一緒。よほどキャベツにはアンチョビが合うってことですね。←ブロッコリーもカリフラワーも元はキャベツ)。
カリフラワーとはいえ、よくある白くて硬めのヤツだとちょっと違った風になりそうですが、緑の普通のブロッコリーなら、シチリア風もイケそう。その場合は、サフランはなしが良さそうだけど。
シチリア風×プーリア風をミックスして簡単クリーミーなブロッコリーパスタ
さて、週末、市場で買ったシチリアのブロッコリーで、シチリア風ながらプーリア風でもあるブロッコリーのパスタを作りました。
ブロッコリーのパスタ シチリア風×プーリア風
Pasta con briccoli alla siculopugliese
ー所要時間15分ー
【材料】シチリア人2人分、日本人4人分
・オレッキエッテ 240g
・ブロッコリー 1/2個(小さかったら1個)
・ニンニク 2片
・アンチョビ 4切
・松の実 大さじ1くらい
・干しぶどう 大さじ1くらい
・塩 パスタを茹でる用
【作り方】
①.鍋にお湯を沸かし、沸騰したら塩を加え、適宜切ったブロッコリーを茹でる(柔らかそうなら葉っぱと茎も入れちゃいます)。
②. ブロッコリーを茹でている間に…フライパンに、オリーブオイルとニンニクを入れ、弱火にかけ、良い香りがしてきたら、アンチョビを加える。
③. ①のブロッコリーに火が通ったら、穴あきオタマですくい上げ、②に加えて、木べらで軽く潰しながら炒める。
④. ブロッコリーを茹でたお湯に、パスタを加えて茹で始める。
⑤. パスタの茹で汁をオタマで2杯程度③.に加える。松の実、干しぶどうも入れて、全体がクリーミーになるように煮込む。
⑥. アルデンテに茹でたパスタのお湯を切り、⑤に加え、よーく和えたら、出来上がり♪
松の実とパッソリーナ(干しぶどう)はパレルモ料理に欠かせない隠し味。香ばしく、ほんのり甘さと酸味が加わって、、、味に奥行きが出て美味しかった!シチリアのブロッコリーの本場のレシピにももちろん入ってます。
松の実・パッソリーナなしでも緑のブロッコリーでクリーミーに美味しくなるので、ぜひ。ってそれ、ただのプーリア風w。
ではでは、どうぞクリーミーな良い火曜日を!
Buon martedi!
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