ゲーマーとゲーテ推しが盛り上がる”怪物の館”ーバゲリア・パラゴニア館

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どうもー皆さま、ボンジョルノ♪

先日、ゆで卵から始まる伝統トラットリアに行った時に、”怪物の館”にも立ち寄りました♪

怪物の館…バゲリアの名所、パラゴニア館です。

ゲーテがディスったパラゴニア館

このブログでちょいちょい出てくるゲーテのイタリア紀行(シチリア編)にも登場するんですが(つまり、ゲーテが訪問した)、万人ウケするわけでもないので、お誘いするのもアレかしら…。と思いつつ、ほぼ無理やりコースに組み込んでみました。

あーこれは、推し活の所業に近いものがあるな。と気づき、「もしや、私はゲーテ推し?」と今回、やっと認めるに至りましたw。「推し?いないなー。ボン先輩くらいかな」と思って生きてたけど、やだ、ゲーテ推しでしたw。「わかる〜」という方がいたら嬉しいですけど、いないかな…(寂w)。

これです、私の愛読書▼相良守峯さん訳の「シチリア編」。初刷1942年なんですよ〜!戦前の偉業だわね。出来るだけゲーテが生きていた時代に近い方が良いかなーと思って。表現の古めかしさもたまりません。

ゲーテイタリア紀行(中)

パラゴニア館は、1700年代前半に建てられ、ゲーテが訪れたのは、1787年4月9日。

パラゴニア親王の狂気沙汰の諸要素を十分に伝えるために、われわれは次のような目録を作る。人間の部では、乞食、女乞食、スペイン人…(中略)…異様なお供を連れた神話的人物。動物の部では、人間の手をした馬、人間の身体に馬の頭をつけたもの、歪んだ顔をした猿、たくさんの龍や蛇、…(中略)。

こんな格好をした物が六十くらいずつも作られて、別に何の意味もなくできており、また何の選択も目的もなく並べてあるさまを想像してみたまえ。(中略)妄想の尖った鞭で追われるときに、誰もが襲われる不快な感情を、諸兄は私と同様に感じることであろう。

ゲーテ「イタリア紀行」より

全体を通したゲーテの分析力には、ほとほと感心するし、褒めたりディスったりでバランスがとても良いのだけど、このパラゴニア館に関しては、オールディスり。ややイラつきながらずっと怒っていてw、「パラゴニア式無軌道」とまで呼んでいます。

パッと見は、美しい館なのだけど

不気味な装飾に、ゲーマーが興奮

奇怪な装飾物を「怪物」と呼んだことから、こちらのお屋敷は「Villa dei mostri(怪物の館)」と呼ばれてもいますが、本に出てくる装飾品はもうほとんど残っておらず(残念)、なんとなく香る奇妙な雰囲気と、敷地を囲んだ壁沿いに、ぎっしりと並んだ物体には…キッモ!となりますw。

あ、逆光になっちゃった

が、これを見て、「きゃー♪」となった方が約1名。「頭の中に、ファイナル・ファンタジーのテーマ曲が流れる」などと言いだす始末(始末w?)。

FFとか、ポケモンとかに出てくるキャラクターの世界。だそうです。ゲーム、わからん…。

まさか、約300年後に、ゲームのキャラみたい。と喜ぶ人が出ようとは、さすがのゲーテも予想しなかったことでしょうねー。

1700年代にゲームの世界を作ったパラゴニア親王

内観も、装飾はほとんどないけど、全体的に異空間感が広がってます(ゲーマーは興奮継続)。

天井が不規則な形の鏡で覆われたお部屋。床や壁の色大理石はゲーテも褒めてました(素材を)

任天堂さんも訪れて、キャラの着想を得た。なんてことはないと思いますけどw、1700年代に、ゲームの世界=非現実的な異空間を作り出したパラゴニア親王って、ある意味、すごーいアバンギャルドな人だったのでは?などと、想像すると、ゲーテにディスられたパラゴニア親王の株も上がるってもんです。

あー馬も花冠乗せて、笑ってるし。

うっかり写真撮るのを忘れましたが、たわわに実る柑橘類やヤシ、花々が咲き乱れたお庭が、素晴らしかった。「素晴らしい庭師がいますね」と暇そうなチケット売りの人に言うと、「昨年変わって新しい人になった」のだそう。

才能を開花させる場所が見つかった見ず知らずの庭師の人生がよかったし(余計なお世話)、ゲーテ推しの自分以上に興奮してくれる人がいてよかったし(ほら、お誘いする時って、楽しくない感じになっちゃうと気まずいじゃないですかw)。なんかよかったwパラゴニア館訪問でした。

ゲーテを読むか、ゲームをするか。でいつか、ぜひ♪

どうぞ良い感じの日曜日を!
Buona domenica!

↓よかったら、ゲーテも読まないしゲームもしないけど、きっと庭は俺好み。次回は行きたいボン先輩に応援クリックお願いします♪

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