こらこらこら…^^;。
こちら、獣医さんの診察台です。
「俺、準備万端!」
Sono prontissimo (per i biscottini). ボン先輩のインスタグラムより
診察ではなく、おやつもらう準備ね。
ボンが我が家の犬になって以来、ずっとお世話になってる獣医さん。

ボンは…怖がって行きたくない!なんてことは一度もない楽チンなワンコです。ワクチン注射の時の痛い!って記憶、この人には残らないのだろうか?
毎回、行くたびに食べたことのない新しいオヤツ(業者のサンプルw)をたくさんもらえるので、むしろご機嫌です。
今回は、先生が来るまでの間、自らジャンプw。注射が痛い嫌な記憶はとっとと忘れ、美味しい記憶だけ残ってるなんて、とても良い海馬をお持ち。
イタリアのワンコならチェック必須・リーシュマニア症
さて、今回は夏の終わりのマスト!
リーシュマニア症の罹患チェックのために受診しました。リーシュマニア症って聞きなれないですよねー。
リーシュマニア症(イタリア語はレイスマニオージ Leishmaniosi)は、サシチョウバエを媒介とする人獣共通感染症で、地中海界隈やアフリカ、中南米など暑いところで発生し、感染すると死に至ります…。フィラリアとは別の感染症です。
ヨーロッパでは、スペインやフランスの地中海側、イタリアも発症域。イタリアは全土で見られるので、かなりメジャーな病気のひとつなんですよ。
ハエっていうけど、見た目は蚊の方が近い感じ。
イタリア語ではフレボトーミ(Flebotomi)で、シチリア語では「パッパターチ(Pappataci)」。
おなじみのフロントラインも、
ちゃんとフレボトーミ対策付きのがあります!
Zanzare(ザンザーレ)は蚊、Mosche cavallineはウマシラミバエ。
普通の蚊だと夏の夕方が多いですが、パッパターチは夏をピークに春から秋、夕方から夜中、そして明け方まで…と活動時期と時間帯が長いので、なかなかやっかい。特にシチリアは年間通して暖かいので、1年中注意した方が良いと言われてます。
リーシュマニア症の検査は採血してチェック
ボンさんの採血は、おもいのほか…楽。
ピンキー(夫)が下から支えるように抱っこして、私が絶えず(オヤツで)注意を引いている間に、先生が後ろの腿あたりからチュウっと採血します。
採血されている瞬間は固まってめっちゃ不機嫌な顔になるけど、先生もお上手!
ほんの数秒で終わるので、ボンさん的には「は?!」って程度のショックで済むような仕組みですw。ワクチン注射もこの手法。
そうして、何事もなかったように、「ヒャッホウ!」と診察台に乗ったり降りたり、オヤツもらったりしてる間に出た検査結果は…、
今回もネガティブ!
飼い主も、ヒャッホウ!です。
数年間にリーシュマニアのワクチンも開発されていますが、防止率は90%。獣医さんに相談すると、それでも(虫刺され防止のみで)無防備でいるより良いかな〜ってことで、来年の春にワクチンを打つことにしました。
「じゃあ、次は2月ごろね」
春…それは、2月w。
シチリアでは、2月はもう春なのです。


コメント