ゲーテも通ったパレルモ旧市街の美しい庭園で朝ピラティス!(ただし地元人は文句多め)

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どうも皆さま、ボンジョルノ♪

昨夜は十五夜でしたねー。SNSに溢れる月を見て思い出しました。眺めようと思ってたのに!初めてデリバリーしたメキシコ料理と格闘していてすっかり忘れてました。

容器の端に寄っちゃって、タコスはシナシナ、ナチョスはチーズが固まってとうもろこしパスタのラビオリみたいになっちゃって。でも配達してくれた人があまりにもイケメンで、脳の回路がクレームにたどり着きませんでした(店の策略か!)。

ドア開けた瞬間、白馬に乗った王子様が来たかと思った!けどバイクに乗ったデリバリー君。惜しい!(何がw?)

本日もパレルモは平常運転です。



幸福な人民の島を想起する1777年建造のジュリア庭園

さて去年、オープンエア・ピラティスにはまりましたが、冬は閉所に戻ってちょっと飽き、春はコロナで中止になり、夏はバカンスで出払うため開催されず、そして9月中旬から再開(やっと〜)。

場所は、去年の海浜公園から海沿いの美しい庭園になりました。

オープンヨガと美しいパレルモのヨットハーバー
どうも皆さま、ボンジョルノ! この冬からスタートしたヨガ...

前回もシチュエーション込みで癒されたけど、今回も素敵。

パレルモ旧市街のジュリア庭園(Villa Giulia)。ゲーテもパレルモ滞在中に通ったそうで、ゲーテ好きはまたテンションが上がります(「イタリア紀行」はノンフィクションとして読んでます)。

ここは世にも不思議なところである。この公園は法則通りに設計されているが、それでいて仙境めいた感じがする。樹木を植えたのはさして古くはないのに、まるで古代にあるかのような思いを禁じ得ない。緑色の花壇の縁が外国産の植物を取り囲み、レモン樹の格子垣は清楚な廻廊を形作っている。

〜中略〜

あの不思議な公園の印象は、深く私の心に刻み込まれた。北方の水平線に見える黒みがかった波、それが紆余曲折の入江に押し迫る有様、水蒸気の登っている海の独特の香り、このすべてが私の感官にもまた記憶の中にも、幸福なファイアケスの島を呼び起こしたのだ。

※ファイアケス=ホメロスの「オデュッセウス」に登場する幸福な人民。

ゲーテ「イタリア紀行」より

パレルモの守護神ジェニオ・ディ・パレルモもいます。パレルモ市内に残る8体しのうちの1体。

ゲーテもこのゴミ箱にゴミを捨てたかしら。

などと想像の翼が朝からバサバサします。

鳥たちのさえずりに癒される天然BGMと朝日の中で

今回は朝クラス。爽やか〜な朝の光の中で、筋肉を刺激しながら脳も癒されれて免疫力が上がりそうです。

あたくしの怪しい足袋靴下越しに、枝を飛び交う鳥たちの朝の歌声が聞こえるかしら。

週2回、ちゃんと通ってます(奇跡)。

しかし…こんな素敵なシチュエーションを、地元パレルモ民はあまりありがたがることもないのです。蚊がいるとか、寒いとか文句ばっか!たしかにもう秋なのに、蚊がすごく、蚊取り線香を炊きながらやってますw。

褒めちぎると「そう?そうかも?」と気づくようですけれど。幸福な人民たちめ…。ま、地元ってそういうもんかな。

”目の前にすでにある幸福”に気づくって大事。

帰ってきた本日のイタリア語

sotto il naso
ソット・イル・ナーゾ
(鼻の下=)目の前

※ゲーテの詩より
Niente è più difficile da vedere con i propri occhi di quello che si ha sotto il naso
近くにあるものほど自身の目で見つけるのが難しいものはない
=灯台もと暗し

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