大根を知らないイタリア人と和食は発見がいっぱい

スポンサーリンク

どうもー皆さま、ボンジョルノ♪

パレルモのシチリア料理の名店の和食月間。また行っちゃいました♪

▼これですよ、これ

「行きたーい」っていうイタリア人多数だし、私も行きたいし。2回目でも喜んで!です(3回目もありそう)

ダイコンってなあに?

今回は、パレルモ人3人とピンキー(夫)+ボン先輩でお邪魔してきました。

キラキラと晴れた日曜日。夏と勘違いしたパレルモ人が大挙して押し寄せたモンデッロビーチにあるバイバイブルース へ。

3人のうち2人は、かなり和食に精通している(来日経験多数)&来日未経験ながら、和食経験もまあまあ。そして、もう1人が、ほぼ初体験という貴重な人材w。

パレルモにはまともな和食屋さんがないから、旅先で食べるしかないけど、よほど興味がないと、旅先でわざわざ食べませんからねぇ。中華寿司止まりになりがち。

アミューズの”たくあん”から「コレナニー?!」となりました。

ゴハンとお味噌汁から始まる画期的なコース

和食通の友達が、「ツーケモーノー」などとざっくり説明すれば、「TSUKEMONOってナニー?!」なので、終わらない。

「乾燥させた大根のマリナート」と付け加えても、「DAIKONってナニー?!」

大根…もはや、市場やスーパーでも売ってるけど、まったく全然目に入ってなかったようです。まあ、知らない食材ってスルーしますもんねー。

たくあんが、黄色いのはなぜ?

大根は、ラパネッロ・ビアンコ。乾燥させて砂糖と塩と酢でマリネして…。

「で、なんで黄色いの?」

黄色い食べ物、珍しい?

え。なんでだっけ?

この件については、そこにいたイタリア人全員も、なぜなぜ期の幼児のようになっていたので、「知らんがな」とは答えられず、ググりました(自分のためにも)。

生の大根は真っ白ですが、大根に塩を振って漬込み、貯蔵しますと徐々に黄色くなってゆきます。これは大根に含まれている辛味成分(4-メチルチオ-3-ブテニルからし油)が分解して黄色い色素(β-カルボリン化合物)を作るためです。

太陽漬物さんのサイトより引用

…へー。着色してるのかと思ってました。。。でも、日曜のランチ中に化合物名まで翻訳するのは、イヤだわよw。

「そういうもの(←何も間違っていない)で、食用色素で染めてる場合もある」と答えると、アラフィフ・アラカンの幼児たちは、納得。素直だねぇ。

アンティパストの7種プレート盛りは、パレルモの日常にはない食べ物の集合体

※今回、おしゃべりと解説wに忙しくてゴハンから先の写真がありません。お料理の内容と雰囲気は前回の記録をご参照くださいませ。

プルンとしたトーフやプチお好み焼きなど、カメリエーレが簡単に概要を説明してくれますが頭上に「?」がゆーらゆら(そりゃそうでしょうね)。

お好み焼きを「ピッツァ・ジャッポネーゼ」と言ったら、和食通の友達に「違う!コンセプトが違う!」と訂正されました。知ってる人は知ってるけど、知らな人は全然知らない。こんなに平均が取れないものってあるー?!と、なんかちょっと感動しました。となると、和食の将来性はまだまだ相当高そうです。

…早く、早く次の…天ぷらをw!

知名度の高い天ぷらもよく考えると難しい

さすがに天ぷらには解説不要だろうと予想したけど、天ぷらでも、薬味(大根おろし、生姜、ネギ)で、まず止まる。

「お好みでー」とか言われても、謎めきは変わらない。←私もモロッコ料理とかってそんな気分になります。

で、ひと口で食べられない大きなエビを、お出汁につける前にナイフとフォークで切るのかどうか。が浮上。

ひと口大に切って口に運ぶ食習慣があるから、箸に持ったまま、“噛み切る”ってちょっと抵抗あるのはわかります。

でも、たしか和食でも、噛み切った後の食べかけのものをお皿に戻すのは、ダメだったはず…ってだんだん私も混乱してきましたよw(←取り皿に戻すのはOK。ただし歯型を見せないような向きで)。

いやーインバウンドの外国人旅行者、大変でしょうねー。どうしてるんだろう?!

あ、意外でもないけど意外だったのは、噂の薄切り佐賀牛。これだけは、質問も解説もなく…誰もがしみじみと味わってw。サシが見事な柔らか牛肉は、イタリア人を黙らせる威力があるようです。

丼の持ち方は茶道と同じなのか

そうして、ラーメンで再び紛糾w。

啜る意味を、ラーメンプロのピンキー(夫)が得意気に解説するなどしても、スプーンの上でフォークで巻く。←イタリア人ならそれが正しいと思うわー。

器から直接スープを飲んで良いのかどうか、その際の箸の置き場はどこなのか。器の持ち方は茶道のそれとどう違うのかなどなど。

丼を手に持つ=茶道になっちゃうのは、これもなるほどでした。器を手に持つのは、洋食ではないから。←初和食の友達は、お味噌汁でザワつきいてました。

いちいちうるさ、いや、大変興味深かったです!

よく知っているはずのものなのに、新たな発見も多々あり、生姜風味のティラミスを和菓子だと思い込んだw初和食の友達は、最終的には「素敵な経験だった!」と喜んでいましたが、私も経験値の上がる素敵なランチでございました。

「俺もいたのよ〜」

スーシーはもちろん、ラーメン、オニギリ、トーフ…に加えて、ダシだのウマミだの。だいたい知られるところになり、改めて解説を求められることも、ほとんどないかと思っていたけど。新鮮でしたー。

ではでは、どうぞ新鮮な気分で良い火曜日を!
Buon martedi!

↓よかったら、佐賀牛に興味津々だったボン先輩に応援クリックお願いします♪

コメント

タイトルとURLをコピーしました