大腸内視鏡検査!過酷な下剤を乗り越えて〜イラつく医者とAI診断

どうもー皆さま、ボンジョルノ♪

そうそう、大腸内視鏡検査。

ってもう約ひと月前の話ですが…記憶が日常に霧散してしまう前に、記しておきます。

次回のために、また世界のどこかにいるビビりな同胞wと分かちあえたら嬉しいですw。

▼前回の記録は、自分の役に立ちましたw

今回の下剤の量は、人間の限界に挑んでる気がした

今回の大腸内視鏡検査は、前回の私立病院ではなく、国立大学病院で受けてきました。

というのも…前回の病院、マフィアのボスが通ってた病院でね…逮捕劇の後、一般の検査が不可になってしまってたんですよ。何気なく、マフィアの影響受けてます!パレルモっぽいw。

さて、大腸内視鏡検査は、何がツライって事前の準備ですよねー。前回は3日前からでしたが、今回は、5日前から野菜、果物禁止!栄養失調になりそうでした。

受付の方の説明によれば、「先生によって微妙に違うもの」で、下剤もそれぞれお気に入りのものがあるらしく、今回の下剤は…検査前夜に、2袋+当日に2袋…となりました。多い!

ポカリの袋みたいなのが4つセットされてた。予備かと思ったけど、全部飲むとは

1袋あたり、1リットルの水に溶かしますので…つまり、トータル4リットル。…人間って、24時間に4リットルもの水を飲めるもんなんでしょうか?!

日本では、下剤も「数滴」だったりするそうですね…。しかし、食事制限を貴重な帰国滞在中にしたくないので、イタリアで受診する決意は揺らぎません。

…と、疑問を抱えつつ、震えながら飲みましたよ。当日分は、朝5時からね…。

「大丈夫ー?」ボン先輩にもとても心配されました…

飲んで、トイレへ走る。何度も走る。説明では「全部で15回くらい(走る)」とのことでしたが、数えてないのでわかりません。感覚としては、200回くらい走った気がします。

そうして、きっちり飲み切って、出し切って、達成感と緊張と恐怖と栄養失調で、フラフラになりながら、病院に向かいました。

患者より家族が多い待合室

ヨボヨボと到着した待合室は、想像以上の賑わい!すごい待たされるのか…とさらに青くなりましたが、どうやら80%くらいが付き添いの人たちw。

たしかに、事前の注意書きに「鎮静剤を打つため、誰か付き添いを」とありましたが(前回は、コロナ中だったので、むしろ1人で来い。でした)、それにしても多い。

娘の検査に両親、マンマの検査にパパと娘と息子。ご主人の検査に妻と義母…etc。家族総出て付き添うようですwww。やっぱり家族愛、すごいですねー。だったら、ボン先輩も連れて来てもよかったかも。

ガヤガヤワイワイと、ファミレスのムードが漂う待合室で、無の状態になり呼ばれるのを待っていると、「先生(教授らしい)が急な手術でいつ終わるかわからない」と知らされ、また震えがきたところで、看護師さんに呼ばれました。

「とりあえず、鎮静剤を入れるためのカテーテル?を腕に挿しておきましょう」などと言うんで、いつまで待つかわからないのに、カテーテルを挿しっぱなしにはできません!と丁寧にお断りし(これ以上の刺激を受けたら、気絶するわ)、「先生が来てから」で交渉成立。←臨機応変に対応してくれるところは、数少ない良いところではある。

だって、怖いんだもの。ビニール製?の管が、腕にぶっ刺さったまま待てなんて、無理。↑検査後に撮った写真

ふとファミレスを見回せば、私より前の予約の女の子が(それはつまり朝4時から、下剤ですね?)、両親と親戚のおばさんに囲まれてぐったり青い顔をしていたり、おじさんが腕から血を流しながら(カテーテル失敗w?)奥さんと娘に寄りかかっていたり。

結構なカオス…。検査を受ける予定の方々は、割と思いっきり具合悪そうにしていて、とても親近感が湧きましたw。ダメージ喰らいますもんね、大腸内視鏡検査って。家族全員のサポートが必要になるのもわかるわ〜。

そうして、1時間ほど待つと…待望の教授が帰還!順次検査となりました。

日本人がそんなに珍しいかっ(怒)!

名前を呼ばれ、扉の中に入ると…こちらも、想像以上の大人数のスタッフが、忙しそうに立ち働いていました。まあ、大学病院だしね。

ザワザワする検査ゾーンを通り、案内された検査室はとても広く…あるときは手術室になるのか、あらゆる機器がピーピーし、中継室のようなドラフトもあり、多数のスタッフが忙しく出入りして…ある意味、開放的な空間でした。

「こんな落ち着かないところで、尻を出せと?!」

と驚き「せめてドアは閉めますよね?」と思わず聞いてしまったくらいのオープンな環境で(閉めますよーとは言ってたけど、実際のところはわからない。寝てたから)、お馴染みの尻割れパンツに履き替える。。。

そして、言われた通り、部屋の真ん中に置かれた手術台?に乗ると、「先生が来るまで待っててねー」と放置され、尻割れの紙パンツでしばし、心細く待っていると、検査スタッフらしき人たちがドヤドヤと入ってきました。

あーやっと始まるのか…とホッとしたのも束の間。

「え?日本人?」「なになに、日本人?」と、無駄にザワつき始め、「なんでパレルモなの?」「仕事?」「誰ときたの?」と、親しげに話しかけてくるではないですか(呆)。

バールじゃないんですよっ!どこの誰かがわからない感じでやってもらわないと、恥ずかしさが増すじゃないかっ!

よくあることだけど、紙パンツの時にはホント、やめて欲しいわ。

とイラつき始めたところで、教授登場。

すると、誰かが陽気に「日本人ですってー!」と、いらないことを言う。

教授はスルーするかと思いきや、「へー!」としっかり釣られて、「ドコニスンデマスカー?」と英語で聞いてきたので、つい家のある通り名を言ってしまったら、、、「あー知ってる!」「その道知ってる!」とまた外野がザワザワ。

なんなのこれ、もう…。すると教授が、言ったのです。

「ハハァン、そのうちその通りの建物が、全部日本人のものになるよ!

…はぁ?コノヒトハ、ナニヲイッテマスカw?

紙のパンツで考える。そしてハッとする。もしや…

「ハハァン、もしや90年代から情報アップデートしてないんですか?今の日本は、賃金は上がらないし、貧困率は上がってるし、名目GDPはイタリアより低いんですよ?」

とちょっと衰退自慢(?)になってしまいましたが、止まりません。「だいたいねぇ、日本人だからって、いちいちうるさ…」と半身を起こしかけたところで、

教授「鎮静剤、打って」

チュゥっと打たれたその後は、記憶がありません。

差別というより、尻隠さず状態でプライバシーを侵害される不快さ

「終わったよー」

肩を叩かれて目を開けると、優しそうなお兄さんがニッコリ。

看護士長と名乗るその人が、「今日は〜リーゾ・イン・ビアンコ(イタリアのおかゆ的なもの)とかパスティーナとか(小さいパスタ)…」と、今後の注意を説明してくれましたが、私の中では、言いかけたところで終わっていたので、イライラのまま。

「あーはいはい、あと、スシね!スシですよね!日本人ですもんね(怒)」

などと、もう、件の教授もうるさい大群もいなかったけど、イライラと答えると、笑顔のお兄さんは「おやおや?どうした?」となったので、検査前の緊張してるところに(しかも尻割れパンツなのに)、日本人日本人うるさくて、ある種の差別でもあるけど、それよりも個人情報を話題にするなんて、プライバシーの侵害。お尻出してんのに!と説明しました。

すると、「そっかー。僕、新婚旅行で日本に行く予定なんだよ〜」とご機嫌とりみたいに言うので、「あーそりゃ良かったですね。ここのスタッフも、日本人が珍しくなくなる人が増えますね」とイヤミ満載に言うと、

「あははは、そうね。ともかく今日は、消化に良いものを食べて安静にして、鎮静剤がしっかり切れるまで、何も書かないでw。あと、嫌いな人と話さないように!(余計な揉め事が増えるよ)」ですって。書く仕事をしてることまで伝わっているじゃあないか…。

…鎮静剤でからみ酒w?タチの悪い酔っ払いwの扱いが上手な看護士長さんでした。

飲んだ後のおうどんは沁みる。って感じで、鎮静剤の後のおうどんは、五臓六腑に沁みました。

鎮静剤って、だいたいホワァ〜となって超ご機嫌♪になった経験しかなかったんですけど、種類によって効き方が違うんでしょうかね?

いや、緊張してるところを構われて、相当イラついていただけかな〜…(ほんと、イタリア人って構うよねぇ)。

AI診断に浮かれる教授が信用できないw!

その後、尻割れパンツをジーンズに履き替え、別室で、鎮静剤が落ち着くのを待っていると、イラつかせる元凶(教授)がやってきました。

「とっても健康そうな腸だったよー。でも、1mm以下のポリープが2個あったから、焼いといた♪」

って言うんで、驚きました!

「はぁ?なんですって?生検もしないで?!」と、また鎮静剤打たれそうな感じでブーブー言うと、「うん。だって、AIが判断したから、大丈夫!日本はもっと最新機器を使ってると思うけど。うちも入れてるのよ〜AI♪ふふふ」と嬉しそう…。

…AIが診断ですか…。ああ、そうですか…。

前回のポリープお持ち帰りよりはマシかもしれないけど。

「じゃあ、そんなわけで。今日は、安静にしてね。10年後にまた会いましょう〜♪

…10年後?普通、ポリープがあったら2、3年に1回ではなく?と聞こうとしたら、もういなかった。。。

この様子を見守ってくれていた看護士のお姉さんに、「なんか…アレですね、教授って」と言うと、「忙しいからねー。でも、良い先生なのよ」ですって。ホントかしら。

「大丈夫?」常に心配されている気がする…目ヂカラ強いボン先輩

不適切にもほどがある先生だったけど(阿部サダヲみたい)、スタッフに人気があるなら、良い先生なのかも。と言うことにしておかないと心が病みそうなので、そうしておきます。一応、腸内フローラを増やす(?)サプリは処方してくれたりはしたので、ただのおかしなおじさんではないはず。

AIに浮かれちゃって、診断間違えてないか、やや心配は残りますが、今回も無事終了(?!)となりました。

はーやだ、すんごい長くなっちゃった。最後までお付き合いいただきありがとうございました!

ではでは、腸を大事に良い水曜日を!
Buon mercoledi!

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