どうもー皆さま、ボンジョルノ♪
まだ夏真っ盛り(←希望含む)のパレルモで、話題の日本人ピアニスト角野隼斗さんのピアノコンサートがありました。
ご本人のインスタで世界ツアーのスケジュールが出てて、イタリアでもやるかな〜と見たら、まさかのパレルモw!行くー!ってことで、行ってきました。
パレルモで開催中のPalermo Classica
夏の間は、イタリアの街のあちこちで、音楽野外イベントが開催されるのが良いですよねー。
ヴェローナのアリーナやローマのカラカラ浴場、シラクーサのギリシャ劇場などのビッグなものから、街の小さな教会のキオストロといったピッコロサイズまで。ホント、いろいろ開催されて楽しいです。
遺跡とか教会とか、石造りの何かってのは、ホント持ちが良いわよね〜。1000年レベルで活用されてて、これこそエコ。日本も伊勢神宮のように、素晴らしい技術と伝統の木造建築を延々と続けるスタイルもあるのにねぇ。麻布台ヒルズとか、全然憧れませんw。←あ、個人の感想ですからね。
パレルモでも、野外バレエや街角の何気ない遺跡エリアなどでもちょいちょい。あれこれありすぎて…チェックし切れませんよ。
▼コロナ禍真っ只中の生モーツァルト
▼野外バレエの夢と現実w
で、運よく見つけた角野隼斗さんのピアノコンサートは、”Palermo Classica”というクラシックイベントの一環でした。開催者ったら、目のつけどころがシャープ(旧)!パレルモの音楽イベントは侮れません。
早速チケット購入〜♪
14世紀のゴシック建築パラッツォ・ステリの回廊で…
とか言って、ネットで予約しようとしたけどなぜか上手くできず、結局前日に会場に買いに行ったら、もうラスト2席!みたいな状態。人気のほどに驚きましたら、日本では抽選になるとも聞き…さらに驚きました。
満席御礼となった会場は、1307年築のパラッツォ・ステリ(キアラモンテ)の回廊部分。
当時の最有力貴族キアラモンテ家の邸宅として建てられたのち、1600〜1782年まで異端審問所、いわゆる魔女狩り裁判行われた場所で、拷問も…ってないわくつき、いや歴史ある建物で、18世紀以降は税関になったり、市民の避難所になったり、20世紀後半からパレルモ大学の管轄となり、イベント会場としてよく使われてます。
歴史の重みが…というか、石造りって使いまわせて、ホント、エコよねー。という感想しか最近出てこない。
星降る夜を、キラキラ星で締めくくり
そうして…登場した角野隼斗さんの細い指から弾き出される几帳面で繊細で、そしてびっくりするほどの力強さに、聴き惚れた演目は、ラモー、バッハ、グルダのバッハ、ご本人の曲、カプースチン、そしてラベル。
最後のボレロは、もー途中から目に見える勢いで、会場が色めき立ってました!トリハダー。
止まぬアンコール2回目でアグレッシブなキラキラ星↓。
最後…偶然遭遇したお友だち親子と一緒に…記念写真を撮らせていただいちゃいました(やだ、ミーハー♪)。…でも、ピンキー(夫)が撮影したその写真は…下手くそすぎて驚愕!お蔵入り!申し訳なさすぎました。友達親子にも、ごめん…ですw。
ごっつい地中海の歴史がみっちり詰まった建物で、日本人の演奏を聴けて、とても感慨深い夜でした。
どうぞみっちりした良い木曜日を!
Buon giovedi!
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