パレルモ伝統の「肉じゃがパスタ」はフードロスゼロの原点

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どうもー皆さま、ボンジョルノ♪

本日、背中の筋肉をスクイーズ!する方法を、300kg(イメージ)の重量挙げをしてたおじさんに教わりました。

鍛えてる筋肉を「ギュッとする」ことですけど、スクイーズ(英語)をイタリア語にすれば、スプレーメレ。

…どうしても、オレンジのスプレムータが頭に浮かんじゃってw、ギュッとできませんでした。

言葉の印象とは、不思議なものです。

肉じゃがパスタ アッラ・グラッサ

さて、パレルモの郷土パスタの2大巨頭のひとつに「アッラ・グラッサ」(勝手に肉じゃがパスタと命名)と言うのがあるのですが、

▼2大巨頭のもう一つはコレです(主観)。

グラッサと言えば、イタリア語をご存知の方だと、「脂?」と感じることでしょう。

地元パレルモでも、そう感じる人は多く、grassa(脂)なのか、glassa(グラッセ)なのか、でよく揉めますw。

※グラッセはフランス語の調理用語。食材を煮詰めて照り(つや)を出す。もしくは糖衣をかけることですね。

どう見ても肉じゃがパスタ(肉の旨味をたっぷり吸ったトロトロのジャガイモがうまい!)

もう一度調べなおしていたところ、ホッコリ記事を見つけましたのでホッコリご紹介します。

パレルモ伝統家庭料理の「アッラ・グラッサ」の名前の由来

※長いので超意訳でご紹介。

“grassa (脂)” か ”glassa (グラッセ)”か。パレルモの食堂の美味しいプリモ

シチリアの首都の中心部の食堂で、典型的なパスタ料理「スパゲティ・アッラ・グラッサ」を食べる時、それは、必ず話題になります。

シンプルで味わい深いこのパスタの決してダイエットには適さない具は、grassa(脂)と呼ぶのにピッタリな感じがしますが、実際はフランス語の glacer グラッセに由来しています。

アッラ・グラッサの具は、玉ねぎとジャガイモをじっくり煮込んだピューレが、まるでお菓子に糖衣をかけたように肉を包み込んでいます。

※グラサージュ glaçage が語源の説もありますが(ゼラチンでプルプルコーティング)、グラサージュもグラッセが語源なので、いずれにしても同じ。

アランチーナとアランチーノも細かいマニアックな論争がありますがw、終わりのないアランチーナ問題と異なり、語源がはっきりしているのでスッキリはしますなー。

とはいえ、パレルモでは、alla glassa/grassa, agglassato, aggrassato(そして肉じゃがパスタw)など、結構好きなように呼ばれてます。

料理の由来に続きます↓。

おばあちゃん子が書いたに違いない

この美味しいパスタのレシピは、さまざまありますが、共通点は過日に作った料理の残りを使うこと。

昔は、たいてい日曜日に作った、お肉とジャガイモとグリーンピースを煮込んだ料理の残りを使いました。日曜日は、あまり裕福ではない家庭で唯一肉料理を食べる日だったので、可能な限り最大限活用したのです。

私たちのおばあちゃんは、今の反フードロス哲学の真の先駆者

やむを得なかった状況が、シチリア料理の有名なレシピの創造につながりました。肉料理の残り汁を再利用したシンプルで味わい深いパスタ料理は、パレルモで愛され、今ではシチリア各地に広がっています。

ふふ。おばあちゃんたちの知恵と工夫でフードロスゼロ。

この記事を書いた人、絶対おばあちゃん子だろうなー。と勝手に想像して、ホッコリしました。ふふふ。

だいたいおばあちゃん子に悪い人はいないもんで、この記事も行間から良い人っぽさが滲み出てます。←勝手な想像は連鎖的。

食べてホッコリ、知ってホッコリのパスタ。パレルモに来た際には、ぜひです。あ、違う。日本で作れる再現レシピ本をご紹介しようと思ってたんだけど、、、それはまた明日!

▼ご紹介しましたー。

ではでは、どうぞホッコリ良い木曜日を!
Buon giovedi!

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