海外で手作り納豆!簡単レシピと作り方〜無限納豆の世界へようこそ

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どうも皆さま、ボンジョルノ♪

とうとう…長年の夢だった納豆作りに挑戦しましたよ!ヨーグルトメーカー&大豆水煮缶で作ってみました。日常のことは、出来るだけ簡易が鉄則ですw。

追記 当記事では、初挑戦の実況疑問や気になった点を追ってます。「作り方だけ早く知りたい!」方は、完全版レシピをどうぞ!

この記録が…海外で納豆不足にお悩みの方の一助になれば幸いです。不安から解き放たれる開放感と安心感を、さあ、ご一緒に体験しましょう〜♪

プロローグ:イタリアのヨーグルトメーカーなのに納豆モードがある?!

日本以外の世界のどこかで、日本並みに納豆が手に入る夢の街。そんなところがあるのかもしれませんが、とりあえずパレルモでは困難です!

極々たまに、カッピカピの冷凍納豆が3パック5ユーロ以上などという、ふざけた値段で売っていることもありますけどね…。

ゆえに、帰国するたびに、冷凍して持ち込んでいましたが、帰国もままならぬ昨今。冷凍庫に残る希少な納豆をチビチビ食べながら…もう、こんな貧乏くさいのは嫌なんじゃっ!と叫ぶ心の声に従い、納豆作りに着手したわけです。

っていうか、もうすぐ最後の…納豆パックが…終わる(怖)!

最後の一粒を食べてしまったら、それはすなわち、”納豆菌”がこの街から消失することを意味します。手作り納豆の発酵の元になる納豆菌すら無くなったら…(怖)!

そうして恐怖に震える手で、アマゾンでポチったヨーグルトメーカーがこちら▼。

ん?!

あらやだ奥さん、ちょっと!

F2をご覧ください!!!

Natto モード?!

知らずに買ったYo!Wow!

どうやら欧州世界でもNattoの魅力に気づいたようですね(まさか在住者のための新機能ではあるまい)。これは神の采配か…幸先良い感じしかしません!

さあ、作るよ!手作り納豆レシピ 〜下準備編

「海外、納豆、ヨーグルトメーカー」などと検索すれば、海外在住の皆さまの納豆作成記録がバンバン出てきますが、微妙にそれぞれ違うのよね…。なので、実践あるのみ。トライ&エラーを覚悟で、感覚(特に嗅覚)を頼りにやってみました。

準備するもの

・納豆パック   1/4
・大豆(水煮缶) 300g
・道具類(ボウル/スプーン大・小/耐熱グラス/発酵用容器)
・鍋
・ヨーグルトメーカー
・煮沸用熱湯(500mlくらい)

まずはお湯を沸かし、使用する道具類に熱湯をかけまわして消毒し、自然乾燥しておきます(雑菌が混ざると納豆菌の活動の邪魔になるらしい)。

①. 納豆パック1/4を耐熱グラス(お椀とかでもOK)に入れ、熱湯を大さじ1程度加え”納豆液”を作る。
②. 洗った水煮缶大豆を鍋に入れ、ヒタヒタの水を加えて2〜3分程度煮る(消毒と大豆の温度を上げるため)。
③. 大豆をザルに上げ、ボウルに移して①を加え、よく混ぜる(全体に菌を行き渡らせる)。
④. 発酵用の容器に移し(器の高さの1/3〜1/2程度)、ヨーグルトメーカーにセット

自家製納豆レシピ 〜発酵温度と時間&”発酵容器のフタ”問題

さて、いよいよ最も重要な発酵タイム。温度と時間についてはいろんな情報が出ていましたが、概ね45度派が多いようです。なので、ヨーグルトメーカーの設定は45度/24時間にしてみました。

外気温やメーカー、納豆菌の元気さなどで変わると思うので、経験が必要になるところでしょう。菌の培養だし、自然相手とはそういうものと大きく構えます。

そういえば、大学時代に卒論用にとある菌を培養をしたことを思い出しました。あ、理系なんですよ。慶応大学理工学部応用化学科卒♪学歴は無駄にしましたけどw、経験を活かせるチャンス到来です。やはり、すべての旅は自分につながっているんですねぇ。

ところで、器のフタはどうするのがベストなのでしょう?

発酵には酸素が必要だから、キュッと閉めたらダメですよね。実験的にフタを軽くの乗せたもの、フタなしの2パターンでやってみました。

自家製納豆レシピ 〜発酵4時間後

”大豆っぽさ”が減って、やや”納豆っぽさ”が増してました。納豆度20%って感じ。

あと20時間くらいあります。先は長い…。ワクワクした気持ちとボン先輩を抱いてベッドへ。

自家製納豆レシピ 〜発酵18時間後

そうして翌朝。納豆たちの様子を伺うと…

ありゃっ?!

発酵容器の上部の納豆は、カサカサ!白い膜のようなもので覆われてます(発酵中の納豆菌)が、容器が水浸し…しかも底には水が溜まってるではないですか!フタなし・フタあり共に水浸し。

発酵で生じる水滴か…。水滴をキッチンペーパーで拭き取り、蒸気が器に戻らないよう布巾をかけました。

あ、これが正しい姿なのかもしれない…うん。でも、もうダメかもしれない…水没した大豆たちは、納豆になりきる前に腐るのか?!

しかし、ダメ元です。なんせ初回なんだから。

実験気分を高め、ちょいちょい布巾をめくっては水滴を吹き、熱湯消毒した箸でかき混ぜてみたりして、納豆菌の生存状況を観察しながら培養続行しました。

自家製納豆レシピ 〜発酵23時間後

「んーもうこれは、納豆?納豆で良いですか?!」な雰囲気にナットます!いや、なってます!

しばしばかき混ぜていたせいで、白い膜に覆われる美しい完成図は見られませんでしたが、香りはしっかり納豆(知ってる香りよりは、やや香ばしい)。

よし、もう止めちゃう。24時間に満たない23時間で、発酵をストップしました。

自家製納豆レシピ 〜熟成へ!

「君たちは、…納豆だよね?」と問いかけると、

「ああ、そうだよ。」と声が聞こえた気がした納豆たちを、ヨーグルトメーカーから外し布巾をかけてひと休みさせます(粗熱をとる)。

今度はフタをきっちり閉めて、冷蔵庫へ!さらに24時間、つまり1日熟成させますよ。

自家製納豆実食!ここから、無限納豆生活スタートに?!

そうして翌日、冷蔵庫から取り出しフタを開けると…ふわっと香る知ってる香り!粘りも力強く変化していました。

勇気を出してw実食です!

ビヨ〜ン♪

感涙…。

あのミイラ化していた長期冷凍保存のおかめ納豆から、とうとう新世代の納豆が生まれた瞬間です。ここから第2世代、第3世代…と受け継いでいけば…、

そこは…、

無限納豆の世界

納豆在庫切れの不安のない世界!

いわゆるリエビトマードレ(母酵母)と同じですね。パン生地の一部を保管して、延々と百年、2百年と続けていくイタリアの伝統芸。かつて友人の祖母の代から3代続く貴重なリエビトマードレを譲り受けたものの、3日で殺した経験がある身としてはマードレ納豆も扱いに気をつけなければなりませぬ。

自家栽培のネギを入れてみるよー。

ますます納豆!
よっしゃー!

自家製納豆レシピ ポイントと考察、今後の課題

今後のために、今回の反省と研究ポイントをまとめておきます。

発酵中はフタなし、水滴防止に布巾
・発酵途中でかき混ぜても、大丈夫っぽいけどそうっとしておく方が良さそう。
・45度で23時間はちょっと熱い&長すぎる?←研究の余地あり。

そして、大事なのは「あまり神経質にならなくても、結構できちゃうもんだな」という印象(早く始めれば良かった)。ビギナーズラックかもしれないですが…納豆作りにチャレンジしようとしている同志たちに、少しでも勇気をおすそ分けできたら!

VIVA NATTO!

関連記事:海外で納豆作り研究の続き

・そしてたどり着いた完全版レシピ

・海外で作る納豆!改良レシピ編

・シチリアの太陽で作ってみた!

・イタリア人って納豆食べるの?実験

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